今日も天気予報を信じて山へ。 1年ぶりの縦走と振り子沢・剣沢のスキー。穏やかな天気の中の登山。
最近又積雪があったようです。意外に多い雪に驚く。 大山北壁。しっかりと雪があります。
7合沢にシュプールが。今年はまだ7合沢や8合沢を滑っていないので心騒ぐが縦走に徹する。
これは6合の小屋あたりから。縦走路の様子はどうだろう。久しぶりなので少々不安。
8合沢。ここにもシュプールがありました。但し、今日のものではない。元谷が眼下に見えて引き込まれそうな誘惑に駆られます。しかし、今日は縦走と意志も固い。
弥山頂上から スキーヤーが気持ち良さそうに滑って来ました。写真は9合目あたり。頂上小屋は完全に雪の下。二階の入り口は埋まっていました。正規の入り口はトンネルのようで入る気もしません。一時雪も溶けて小屋が現れていたがまた埋まったようです。
小屋には寄らず縦走路へ。 いよいよ縦走開始。アイゼンを着けるのは久しぶりです。ピッケルを持つのもも久しぶりなので錆ついたか。
剣が峰に向かってスタートだが・・・。日本一の痩せ尾根だ。今日は、登山届けを出しておいた。ただ、届け書の隅に「縦走は危険だから止めましょう」と書いてあった。
相変わらずの痩せ尾根。幾分ビビる。トレースがあるので助かるが神経を使う。部分的にだが、片足しかおけないような痩せ尾根が続く。両側が切れ落ちているのでどちらに落ちてもアウトかも・・・?。後ろからついてきた数名も途中で引き返しました。
核心部を抜けて。1カ所馬乗りで越えた。立って抜ける自信がなかった。ここは、尾根筋を歩くより少し下を巻いた方が安全かもしれない。トレース通りに忠実にたどったのだが。ショートスキーで良かったです。長い板を担いでいるとバランスを崩しそうで・・・。 ザイルを使えば良いのだが一人ではどうしようもない。
縦走路を振り返って
おもしろそうな斜面があるが、正気の沙汰ではない。途中で雪が切れて崖になっている。剣が峰付近。
間もなく剣が峰。ここまで来れば一安心。振り返って。
北壁の威容。しっかりと雪がついています。今年は、昨年より遅くまですべれそうな気がするが溶けるのは早い。ここしばらく天気さえ良ければ素晴らしい雪面に出会える。チャンスを逃さないことだ。
剣が峰頂上。遙かに甲ヶ山が。
元谷を眼下に。
3の沢(2の沢より)です。ここは、雪が下までつながっているはずです。もう忘れたが、ある春にスキーを担いでここを登ったことがある。
右手に三鈷峰。剣沢が見えて来ました。
槍尾根です。右が3の沢。奥に烏ヶ山。東壁には雪がしっかりついている。ここを滑る人もいるが地獄谷まで下りることになり帰るのが大変。
やって来ました振り子沢。最近誰かが滑ったようです。
振り子沢上部で少し遊び剣沢に向かう。久しぶりに着けたショートスキーに暫し戸惑う。何せよく曲がる。雪質に合わせた体重のかけ方がポイントです。
剣沢上部、縦走路からスタートだが固い雪と柔らかい雪が出てきてバランスを崩しやすい。それでも本日のメインだ。観客が誰一人いないから気分的に楽。楽しみながら滑る。
見事な雪面です。一人なので最高の贅沢感。天気は最高、もったいないような気分になる。今年はまだ誰も足を踏み入れてはいない。
振り返れば縦走路は遙か彼方に。楽しく滑っていたら三鈷峰の落石地帯にやってきました。今年はまだ落石も少ないと思っていたが、石くずは最近降った雪の下に埋まっています。それに気づかず転倒。板に大きな傷がつきました。スピードを出していなかったから良かった。この落石地帯のすぐ下あたりから中宝珠に登り返す事が出来る。どうしようかと迷ったが終点まで滑ることにした。
スキーはここで終わる。 板を担いで歩く。下宝珠への登り口付近。
ブナ林は静寂そのもの。こちらの斜面には雪がびっしり。 下宝珠が見えて来ました。
やっと着きました。結局シールは使わず仕舞い。意外に歩きやすかった。10㎝位ははまるのだが・・・。今年も大雪だが、だからといって何処も同じように雪が積もっているとは限らない。下宝珠から大神山神社へ向かうしばらくはかなりブッシュが出ていた。雪の積もり方は、その年の風向きや日の当たり方など複雑な要因に左右されるようだ。
下宝珠越え 金 門
帰りに尾高にある米子ハイツの温泉に入る。入浴料は300円。入浴は3時からできます。大きな風呂を一人で貸し切り状態なのでリッチな気分になりました。写真は、休憩室から見た大山。すぐ近くに尾高城跡があり梅園となっています。先日入った下蒜山の近くにある温泉は740円。これは高い。皆生温泉の隣にある日吉津村海原荘は500円。これくらいが相場だ。
* 雪はまだザラメ状態ではないが滑るには問題ない。天気さえよければどこでも滑れそうです。