2月13日(月) 広島県民の森から出雲峠、烏帽子山を経て吾妻山への一泊のツアー。メンバーは、出雲の妹尾さんと植田さん。雪降りしきる奥出雲は三成の駐車場で落ち合う。松江は雨模様だったが、奥地は雪。一路広島県民の森へ。
平日のせいかスキー場は閑か。山にはかなりの積雪だが、根開けもそろそろ始まっている。春は近いか。
早速準備に取りかかる。シールを貼ってスタート。先ず目指すのは出雲峠。途中、毛無山へのトレースを見かける。
順調に出雲峠の避難小屋に到着。一休みする。ここまでは、緩い登りなので問題はなかったが・・・。
出雲峠から、烏帽子にかけて本格的な登りが始まる。トレースははっきりしているが、途中から夏道をそれて直登コースになる。ジグザグを繰り返しながら頂上へ。視界は悪く、比婆山も吾妻山も見えない。道しるべが雪の中から頭を出していた。幾分吹雪き加減の中、大膳原に向かうがトレースが見つからない。少しばかり慎重になったせいか頂上をうろついたが、方向的には問題は無いので板を外しツボ足で樹林の中を下ると、間もなく踏み跡を見つけホッとする。烏帽子から大膳原へのコースは、小さな尾根筋にあり、両側に大きくそれなければ良い。進行方向右手が島根県側で、左が広島県側となる。どちらにぶれてもいけない。視界が悪いので気を遣う。結局、板を外したままで大膳原まで下る。
小屋に入り、早速水をつくり夕食の準備。牛肉と里芋、それに白菜を入れた芋ナベで乾杯。焼酎一升を空けて小屋の中に張ったテントに入る。植田さんの詩吟を聴いたり、歌集の歌をうたったりして夜が更けた。
翌14日は雨。頂上はあきらめる。
烏帽子に登り返して板を着ける。雪は重く思うように曲がらないが何とか出雲峠まで滑り下りる。しばし休憩して、後は緩やかな下り道を駐車場まで。スキーは早い。
湯村温泉に入って汗を流し、疲れ果てて帰る。やはり、山は天気です。