山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

雪の大山 野田ヶ山 3月5日

2011年03月07日 | 最近の大山

 3月5日(土)、朝から素晴らしい天気です。今日は雪の野田ヶ山への再挑戦です。昨年トライしたものの途中でギブアップ。今回、心強い同伴者を得てやる気満々。必ず頂上に立つという強い気持ちで出発しました。

 いつものように香取のバス停前ちょっとしたスペースに車を置き農場の際(すぐ右手下には大山寺に通じる道路が雪に埋もれています)をシール登高です。豪円山や国際スキー場が手に取るようで、何かの大会があるらしくしきりに放送が聞こえてきます。いく段かの農場の草地を越えるとやっと尾根筋に入り、間もなく河床からの夏道とぶつかり、後はこの夏道沿いに進むわけですが何せ深い雪の中、目印らしきものはあまりなくGPSと大体の感じで進む。   

                      やっと尾根に入りました。しばらく行くと河床からの夏道にぶつかる。

                     

 間もなく、スノーシュウのトレースを発見。これで歩くのが楽になりました。しかし、この後について行ったのが間違い。足跡は野田ヶ山の方へと続いていたので当然頂上まで行けるものと思っていたら手前のピークまででした。本来のコースは、このピークを避けて、沢を渡ったあたりから沢沿いに詰めるのが正解。いわゆる大曲の沢の大休側を詰めることになります。ピークでは先着の方が写真を撮っておられて話を聞くと、このピークには何度も登っているとのこと。スタート地点は、我々とは違い香取農協の方からのようでそちらからが近い言っておられましたが地図で見るとかなりの距離(甲源流に入る岩伏別れ方面からか)。

 このピークから野田ヶ山へ直接登るのは難しそうなので、沢の上部をトラバース気味に回り込み野田ヶ山を目指す。斜度もきつくなり少し登っては休み、また少し登っては休むの繰り返し。これで大いに疲れる。間もなく頂上と思われる辺りで雪庇を踏み抜き転落。一瞬、雪崩を誘発したのではと思ったが、2~3mで止まった。登り返すとすぐに頂上です。やれやれでした。

  野田ヶ山頂上からの展望。右手に三鈷峰、中央奥に剣が峰と弥山。ユートピア小屋から素晴らしい雪面が続きます。左手の尾根は振り子ヶ山から野田ヶ山に続く尾根。アウトドアー菊信の藤田さんは3月の積雪期に、上宝珠からユートピア経由でこの尾根を歩き野田ヶ山から香取に下り、川床経由で大山寺に帰り着いたとのこと。1日で抜けるには大変なことです。  

           

                   出雲のテレマーカーの妹尾さん。背景は甲ヶ山と矢筈ヶ山。

                                

 

                             圧倒的な迫力。いつ見ても良い眺めです。

     

                                  烏ヶ山の方面です

                

                            やや重ための雪でしたが、快適に滑り下る。

                

               

                途中また、スノーシュウの跡にぶつかりしばらく追っかけたが帰る方向が違うのに気づく。

              

 野田ヶ山の頂上からスキーで下ったが、あまり調子に乗ると下りすぎることがある。いったん板を着けるとはずのが面倒になりどうしても無理な行動を取るが、シールの付け替えのこまめな対応が必要と反省する。小さな尾根がいくつかありシールを外したままのスキーで移動するのは無理。帰りにもとても体力を消耗した。

 この日は、香取の展望駐車場で幕営。大いに飲んで眠る。夜半外に出ると満点の星空。オリオン座はもちろんサソリ座までも見えた。念願の野田ヶ山に登れ疲れた割には満足の山行だった。翌6日は雨模様、ゲレンデスキーのつもりだったが止めて帰ることにした。

 コースタイム  香取駐車場 8時50分   野田ヶ山頂上 13時40分  下山 16時40分

コメント
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