山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

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蒜山3座 往復縦走  冬に向けての訓練です

2010年12月01日 | 訓練

 間もなく雪の季節。山にスキーに心が躍ります。しかし、何と言っても体力がなければ苦しいだけ。楽しいシーズンを過ごすには体力を付けておくことが大切。事故や遭難のリスクを少なくするためにも必要です。

 自分の場合、年末から年始にかけて富士山へ登るためにも体を鍛えておかないといけないという「トラウマ」のようなものがあり、秋から冬にかけての鍛錬は必要不可欠だと思っています。 大山一周もそんな理由からですが、今回の縦走もこの流れの中の一つです。冬の装備一式と、負荷として水5リットル。総重量20㎏。久しぶりのボッカ訓練です。

 11月29日(月)、朝8時10分犬挟峠スタート。霜の降りた山道をポツポツと歩きます。天気は良さそううだが時折小雪が舞う。10分ほどで尾根の末端へ。ここから下蒜山頂上まで約1時間40分とある。

 5合目で暫し休憩。

 

 下蒜山へは、ほぼ予定通り10時に到着。時々あられが降ったりして天気がよく変わる。

 

 中蒜山から早々に下山するご夫婦。天気が良くないからだろうか?。風も強まり小雪が舞う。冬が来たことを実感します。

 

 中蒜山の避難小屋11時45分着。ここで昼食に。今日は天気も良くないので、往復して帰ってきたらここで泊まろうと思っていました。小屋は、たき火のできるスペースもあるし、周囲には倒木や枯れ木も多い。テント泊の気持ちはすぐに揺らぐ。

 

 13時25分上蒜山。時々太陽が顔を出す。帰りも長いのですぐに引き返す。

  

 中蒜山、下蒜山がいやに遠くに見える。結局、中蒜山に着いたのが14時35分。まだ早いし、天気も良くなってきたので下蒜山まで帰ることにする。小屋でのたき火は中止。

 

 16時30分、下蒜山に帰り着く。風穏やか。大山は雲の中。 

 間もなく夕陽は沈みます。

 

 テントを張って、一段落。寒く長い夜を過ごすことになりました。

 

 この日は、一応冬装備の準備でしたが、なんと寝袋が夏用でした。開けてびっくりです。袋に入れたままだったので開けるまで冬用とばかり思っていました。これは仕方がないことです。耐寒訓練も、訓練のうちと割り切って酒を飲む。しかし、酒も少なかったので5時30分頃には全部なくなる。貧しい食事を済ませればもう何もすることはありません。携帯で友人に「酒の注文」をしたら笑われました。こちらも笑ってそれでおしまい。ラジオを持ってきたのがせめてもの救いでした。寒くて1時間おきぐらいに目が覚めたけど、それでも何とか朝を迎えることができました。まずまずの朝焼けを見て下山しました。

 次回の訓練は、もっと慎重な準備で酒もいっぱい担いで向かいます。どこへ行こうかな?