山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

大山の沢を滑降する(その4 7合沢)

2009年04月03日 | 大山を滑る
   晴れた日の7合沢 元谷まで一気だ



 09,4.2
 急に7合沢を滑ることになった。メル友から別山沢へのお誘いがあり、急遽出かける。天気は思わしくなく滑るにはどうかなと思いながら大山寺駐車場へ向かう。
 雪の多さに驚く。平地の雨はここ大山では雪らしい。
今日は、お互いにショートスキーを担いでスタートする。先行者の足跡がありラッセルに苦労することはなかったが、8合辺りから風が強まり、視界不良。いわゆるホワイトアウトの状態。8合沢も別山沢も深いガスの中でスタート地点もはっきりしない。一応小屋に入り昼食。
 天気の回復を待つがあまり変化はない。1時小屋を出る。相変わらず視界はないがショートスキーの利点を生かして下る。別山沢も8合沢もガスのため何も見えない。危険もあるので7合5勺の道標まで降りる。ここまでショートスキーを着けて小刻みなターンと横滑りを繰り返す。
 
 7合沢は、正確には7合5勺にある道標前後から滑り込むのがいい。出だしは多少クラストしていたが、2,3回慎重なターンで下ると新雪がたっぷりな斜面が現れる。

 ショートスキーで華麗なるターン(鈴木さん)



 晴れた日の7合沢(筋の入っている沢)



 ショートスキーは、春の残雪期のザラメ雪には抜群の威力を発揮するが、今日のようなやや重たい新雪でもその利点は変わらない。本能的な体重移動で思い通りにターンできるから、いくらかゲレンデで練習を積んでおけば上達も早い。
 ただし、靴は兼用靴かテレマーク用の靴が必要だ。登山靴ではよほどの訓練をしておかないと滑れない。
 とにかく軽くて機動性に優れているから怠け者にはいい。