知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

強権国家台頭の時代

2021年01月18日 | 国家論
日経 2021年1月18日 nikkei.com/article/DGXZQOGR173R50X10C21A1000000
以下、引用
【モスクワ=小川知世】
ロシア当局が毒殺を図った疑いが持たれているロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏が17日、
療養先のドイツから帰国した。
当局は空港に到着直後に同氏を拘束した。
プーチン政権は反政権運動への締め付けを強めており、欧米からはナワリヌイ氏の拘束に非難が相次いでいる。

*****
NEWS 週刊ポスト 
資産6兆円の大富豪「アリババ創業者」は「中国は時代遅れ」の直言が災いして身ぐるみはがされ出国禁止か
1/18(月)
以下、引用
中国の巨大IT企業「アリババ」の創業者で、
世界有数の大富豪として知られるジャック・マー(馬雲)氏(56)が昨年11月以降、消息を絶っている。
中国IT界の寵児はなぜ忽然と姿を消したのか。
金融規制を巡り対立する中国共産党の謀略説など、さまざまな憶測が流れるが、
中国の社会情勢に詳しい専門家は「中国では富豪や起業経営者が“消される”ことは決して珍しくない」と話す。

***********

ロシア、中国がいかに危険であるかがよく分かると思います。
ジャック・マーは、海外に脱出したという噂もあるため、まだ不確かですが、
中国共産党が、CEOを逮捕して、会社を国有化する例は、検索すれば複数出てきます。

この同じ動きが、
 巨大IT企業のトランプ迫害
です。

Twitterがトランプ大統領のアカウントを永久停止したり、
フェイスブックが投稿禁止にしたりと、
 検閲に動きました。

権力を握ると、
 人は、自分の思い通りにしたい
と思うようになる。

歯向かうものは、敵とみなして弾圧する。

この動きは、
 宗教戦争のころから変わっていません。


 政治は戦いだ
という人もいます。

ただ、
 国を豊かにしたい
という目的は共通のはずです。

そのための手段が異なるため、
 政治的思想が異なり、
 政党が生まれる。

政党間で戦いが激化すると、
 陰謀や弾圧などで抑え込もう
とする。

韓国も顕著で、
 政権交代が起こると大統領が逮捕されたり、自殺に追い込まれたりする。

BBC 1月14日より引用
韓国の最高裁は14日、職権乱用や強要などの罪で有罪とされた前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告について、
懲役20年の判決を維持する判断を示した。これで実刑が確定した。
朴被告は懲役約30年の判決が言い渡されたが、昨年7月に高裁で懲役20年に減刑。
検察がこれを不服として上告していた。

*****
やるかやられるかの戦いでは、
 妥協は許されず、徹底的に相手方を追い詰める必要がある。
甘い対応は、
 相手にチャンスを与え、自分の首を絞める
ことになるためです。

中国の歴史では、
 敵対国との戦で勝利する
と、
 一族郎党を根絶やしにする
ことが多い。

これは、
 一族を残すと、その者を中心にして、
 正当性を掲げて歯向かう勢力が生まれるおそれがある
からです。

劉備玄徳が、漢(劉)の血族を掲げ、曹操や孫権と戦ったのは、
 漢王朝の正当性
が諸侯や民の心をつかむことになるからです。

結局、
 権力は「正当性」が重要です。

正当性がなければ、
 民はついてこない。

罰則で従わせようとしても、うまくいかない。
中国共産党は、監視と罰則に基づく恐怖の支配とともに、
 「実利」を与えている
から国家として成り立っているわけです。

多くの国民は、
 昔と比べれば、生活自体は豊かになっている
と実感している。
禁句を言わなければ、何とか生活はできている。

Twitterやフェイスブック、YouTubeも、
 禁句を言わなければアカウントを停止されない。
 実利もある。

これが、
 中国共産党式の支配の姿
です。

「進撃の巨人」の壁の中での生活も同じ。
壁の中にいれば、原則巨人に食われることはない。


ただ、
 人は真実と自由を求める。


共産主義やTwitter、フェイスブック、YouTubeなど
 一部の者が決めた事実
が、
 本当に真実であるのか知りたいと思う。

家畜としてではなく、
 人として生きたいと願う。

それが厳しい現実に向き合うことになったとしても。

檻の中でエサを与えられ、安全な生活を与えられた人生を選ぶか、
檻の外で狩りをして、自由な人生を選ぶか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 緊急事態宣言の拡大と政府の役割 | トップ | 分断の原因は? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国家論」カテゴリの最新記事