知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

国家再生論 5 収入の増加(企業家の育成)

2010年01月29日 | 国家論
ビルゲイツを一人つくれば、
 国家が再生できる。

これが、21世紀型の国家プロジェクトです。

ビルゲイツを一人作れば、
 産業が生まれ、
 それに関連する仕事が生まれ、
 従業員がそれにより、収入を得ることができる。

多くの人に仕事とお金が回るようになれば、
 モノやサービスの交換が盛んになり豊かになれる。

ただし、バブル期の日本を反省し、
 自然環境を大切にし、共存型の社会を企画し、実現する。


バブル期に国債の返済をしたり、無駄な財団や協会等と作りまくっていなければ、
支出がこれほど膨らむことも、収支のバランスがこんなに悪化することもなかったはずです。

近年の不況が原因であるといっていますが、1995年ころから
 すでに破綻のおそれ
が明確でした。
問題は、削減のために何もしてこなかったことです。

問題は、人は贅沢を覚えると生活レベルを下げるのは難しいということです。
公共サービスが充実した社会に住むうちに、
 してくれて当然、もらえて当然
という感覚が根付いてしまう。
それにより、
 努力しないと食べ物さえ手に入れられない
という当たり前の原則が忘れ去られてしまう。

猿にバナナを1本あげます。
当然猿は大喜び。
翌日、バナナを2本にしました。
またまた猿は大喜び。
次の日も、その次の日も、バナナを2本。
猿は、当然くれるものだという感じになって、催促しだすようになります。
その次の日、バナナを1本にしてみます。
猿は怒り出します。

なんで、2本ではないんだ。
猿は、バナナがもらえていなかった頃のことなんて、頭にありません。
もらえて当然というように、「想定」が変わってしまったからです。



本来、「種の起源」ダーウィン著のように、
 環境に適応できない生物は生き残れない
わけです。

ただ、人間には、人権があり、
 社会全体で、その人権を守っていく
ようになっています。

困った時は、お互い様という優しい気持ちです。
(最近は、振り込め詐欺のような輩もいますが)

 今は、困っているから世話になるけど、今度は僕が君のためになるよ。
というものです。

そして、人の場合、
 必ずその人がいてくれてよかった
と思ってくれている人がいるので、
 誰かのためになっています。

ここでいう誰かのためとは、
 経済的な利益のみならず、感情的な利益を含んでいます。

働くことができない子供も、
 その笑顔が親に大きなエネルギーを与えています。

誰でも、部活動や、チームごとのプレゼンなどで、
 自分だけだったら、こんなに頑張れなかっただろうな
という経験があると思います。
 人は誰かのためにというときにこそ、限界を超えられる
からです。

そして、国民全体が、自分のために、そして誰かのために
 創意工夫をしたり、努力をして、がんばれば、大きな可能性が生まれる
はずです。

まずは、自分のためにがんばる。
そうすると、お金を生み出す力が付いてくる。
その後、誰かのためにがんばる。
そうすると、さらにお金を生み出す力が付いてくる。
そして、社会貢献をする。

その結果、機会がなかった人に、がんばる機会が生まれる。
そうすると、その人に、お金を生み出す力が付いてくる。
その後、その人は誰かのためにがんばる。
そうすると、さらにお金を生み出す力が付いてくる。
そして、その人は、感謝の気持ちをこめて、自分が受けた恩を返すために社会貢献をする。

そういう国家は、豊かな人が増えてくるはずです。

努力により、サービスの質や技術力が高まり、国際競争力も付いてくる。
それにより、税収が増える。
失業者や生活保護受給者が減り、福祉予算を削減できる。

収支のバランスが改善できる。
その結果、国家が再生できる。

国家は、経営思考をもった企業家を育てていくことで、
 国家再生を果たすことができる
はずです。
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