年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

揺れる

2014-03-14 20:40:26 | Weblog
 
 未明、夢うつつの中で、アレレ家がギシギシと唸っておる、と感じた。寝ていた分揺れは大きく感じた。まどろみを一瞬消して、枕元のスマホを見ると、地震だ逃げろ、の言葉と絵が飛び込んできた。でも揺れもそう続かないだろう・・などとのんきに構えていると、なかなか揺れが収まらない。でも飛び起きることもない。そのまま熟睡・・かと目をつむっていると、そのうちヘリコプターの音がやかましくなってきた。近くにある自衛隊駐屯地に次々と降りてくる。夜のしじまの中だからヘリの音がやかましく鳴り響いている。一機や二機ではない次々と西の方角から飛んできた。自分は地震の揺れよりもそちらの爆音の方が気にかかり、とうとう朝まで熟睡することができなかった。朝のニュースによると午前2時7分伊予灘地震、震度5弱、マグニチュード6.2だとか。私の本棚から数冊本が落ちていた。
  Mさんよりみたび漢詩を頂く。 
老成(ろうせい)の奮闘(ふんとう)に感(かん)有(あ)り

日(ひび)院牀(いんしょう)に臥す(ふす) 母弟(ぼてい)周(めぐり)
更(さらに)傷妻支(しょうさいをささえて)赤心投(せきしんとうず)
晩年尚安謐(ばんねんなおあんひつ)ならずと雖(いえども)
毎(つねに)児孫(じそん)をして百(ひゃく)優(ゆう)を忘(わす)れ使(し)む


 私には漢詩の奥深さがわからない。しかし、理解できることは、赤貧にしてなおかつ人生のはざまの途上にてぶれない軸を持つことの品格の気高さが、やがてのちにゆとりを生むに至るのではないだろうか・・などと、作詩の姿勢を見て思う。