年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

寒い日々

2009-12-18 00:00:00 | Weblog
 冷える、今朝など靴を履く足先が痛くなるほどの寒さである。南側の皿ケ峰連峰や東側の石鎚連峰を見ると真っ白くなっている。雪を被った山を眺めると、いつ行こうかと気もそぞろになってくる。年明けには山行しようと思う。小島の山にも、また雪の山にも行かなくてはと思うと時間の遣り繰りが大変である。
 今年もアトわずかになった。しかし年末に向かって気合の入れ方が若い頃と違って、まったくなくなった。区切りのつけ方が段々とぼんやりしてきていることの現われだろうか。
 今日は少年院をクリスマスの日に出てくる少年を彼の希望する塗装会社に面接に連れて行った。罪歴を公表しての面接可能な事業所を開拓している。先日訪問した際の塗装会社社長からお聞きした人間観は、私にとって、この社会はまだまだ温もりが残っていると感じることが出来る内容であった。事業所を訪問して矯正施設から出てくる人の就労チャンスを確保することは、率にして1割にも満たない。一方矯正施設から出てくる人は仮釈放が進んでいる現況下増えている。その社長は、誰かが温もりのある場所を作ってやらないと少年が成長しない、とまで言って頂いた。感謝。この社会は異質なものを弾くような、寄せ付けないような硬質なシステムに向かっている。それぞれの人たちが生き残りを賭けて自分達の周りに自分にとってプラスになるもののみを集めようとしている。人を育てるとか社会が成長しているとか、その方向はどこに向かっているのかを私達は見据えなければならないと思う。やっぱりみんなが幸せな心に満ち溢れると感じる環境を作らなければならないのではないか・・・
 クリスマスの次の日にも少年院を出てくる少年の就労場所を探すために午後も事業所訪問を繰り返す。またまた、良いですよと言って頂いた鉄工所社長がおられた。作業着は鉄サビで汚れて手袋はまっ茶色になって髭も剃ってない顔した社長が、笑みを浮かべて本人の過去はいっさい問いません、これから先が大事なんです、これから先のことで大切なのは、やる気だけです。連れて来て下さい、と言って頂いた。感謝。
 夜の冷気がくる。10時に、たまらず、3男に温泉行こうか、と誘った。久米之愈へ。車の中で3男は、オトーは、ハローワークに座っていろいろな人に会い、いろんな話をしているけれど、どうも最近はその話がシンプルになって、誰にでも合うような無難な話ししかしていないのではないか、相談者は相談の内容がみんなそれぞれ違うのに、いっしょにして聴いていないのか、と鋭く突っ込まれた。息子にも感謝。11時過ぎ、汗が吹き出る身体を駐車場までの夜風に当てると気持ちが良かった。至福。(写)は藤沢周平の世界か。」