年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日の夕学講座

2008-01-28 00:00:00 | Weblog
作家・半藤一利の話を聞く。国家目標としての「富国強兵策」をベースに日露戦争を通して天皇を中心としたアジアの盟主たろうとした。そのような一時の成功体験が太平洋戦争(海軍の呼称)=大東亜戦争(陸軍の呼)の敗戦へつながっていくが、時のリーダーは一世代前の人たちがやった経験により成功体験をさらに膨らませようとした。要は自分たちの成功体験に基づき次の時代を作ろうとしたことではなく過去の人たちの経験をトレースしてふたたびの成功を企てたものである。もっと強くなりたいというつっぱり欲望が誤った選択肢を選んだ。つまり、苦労した経験のない人が欲の皮を突っ張ろうと考えたことであろう。成功体験からプラスのことは何もない。今の日本はバブル時期を経て一見成功したかのように見えるが、成功から得られるものはない。現代は設計図がない。選択を誤らないようにしなくてはいけない・・・といった内容。