来年の医療保険代の値上がりが、次々と発表されている。
医療コストの上昇が続いているのが大きな要因だが、3月に可決した Obamacare、本格的に施行となるのは2014年なのであるが、来年から適用になる条項が影響している。
具体的な例としては、同居してれば26歳までは親の保険に加入出来る、予防治療の自己負担分を保険でカバーする、子供に既往症があっても保険加入を拒否できない、等々だ。保険の適用範囲が拡がれば、コスト(保険代)が上昇するのは当たり前である。
法案審議途中で、ホワイトハウスや民主党は、保険会社が保険代を値上げする事を非難していたが、今回の値上げに対しても、便乗値上げだと批判を始めている。まあ、恥知らずもここまで来れば立派なものである。
中間選挙まで2ヶ月を切り、民主党はオバマ政権での最大の成果である Obamacare を宣伝材料にしないと言う方針を既に決定している。中身が腐った法案と言う事を自分たちも知っているのだ。
共和党は、Obamacare の廃案を大きな柱の一つとして選挙活動をしているし、約20州が個々に、Obamacare を憲法違反で訴えている訴訟の結論もボチボチ一審判決が出てくる。
議会での廃案の動きは、中間選挙の結果次第と言う事になる。下院で民主党が過半数をとれば、直ぐにでも始まると思う。上院では、絶対過半数の60議席は無理だと思われるが、もし、民主党の中にも廃案に回る上院議員が出てくれば面白くなると思う。
最後の砦として、大統領が法案の拒否権を持っているので、オバマが大統領である限り廃案の見込みはない。
但し、中間選挙の結果とその後の流れで、もし、廃案の流れが大きくなったときに民主党がどの様に対応するかが、見ものである。2012年の大統領選挙にも大きく影響してくる。
オバマとしては、自分が一所懸命頑張って通した Obamacare を自分の手で葬る事は絶対無い。よって、政治的には人気が回復する事は全く無い。(憲法違反の判決でも出たら決定的)とすると、民主党にとっては2期目も担ぐ事に躊躇するだろう。
一方で、日増しにヒラリーを押す声が大きくなってきているが、ヒラリーもクリントン大統領時代に健康保険改革法案を先頭に立って頑張っていたので、廃案に対してどのように対応していくかが焦点になるだろう。(Obamacare については沈黙を守っていたが、今思えば遠慮深謀か?)
国務長官として、財政赤字と外交と国防へ悪影響を結びつけると言う、非常に手の込んだコメントを出しているが、この辺からオバマとの違いをさり気なくアピールしていく手段のようだ。
民主党としては、初の黒人大統領、そして続いて初の女性大統領という、都合の良い大統領選挙キャンペーンをすることが出来る。
でも、ヒラリーも年をとったものだ。世界中を飛び回っている疲れもあるのかもしれない。
医療コストの上昇が続いているのが大きな要因だが、3月に可決した Obamacare、本格的に施行となるのは2014年なのであるが、来年から適用になる条項が影響している。
具体的な例としては、同居してれば26歳までは親の保険に加入出来る、予防治療の自己負担分を保険でカバーする、子供に既往症があっても保険加入を拒否できない、等々だ。保険の適用範囲が拡がれば、コスト(保険代)が上昇するのは当たり前である。
法案審議途中で、ホワイトハウスや民主党は、保険会社が保険代を値上げする事を非難していたが、今回の値上げに対しても、便乗値上げだと批判を始めている。まあ、恥知らずもここまで来れば立派なものである。
中間選挙まで2ヶ月を切り、民主党はオバマ政権での最大の成果である Obamacare を宣伝材料にしないと言う方針を既に決定している。中身が腐った法案と言う事を自分たちも知っているのだ。
共和党は、Obamacare の廃案を大きな柱の一つとして選挙活動をしているし、約20州が個々に、Obamacare を憲法違反で訴えている訴訟の結論もボチボチ一審判決が出てくる。
議会での廃案の動きは、中間選挙の結果次第と言う事になる。下院で民主党が過半数をとれば、直ぐにでも始まると思う。上院では、絶対過半数の60議席は無理だと思われるが、もし、民主党の中にも廃案に回る上院議員が出てくれば面白くなると思う。
最後の砦として、大統領が法案の拒否権を持っているので、オバマが大統領である限り廃案の見込みはない。
但し、中間選挙の結果とその後の流れで、もし、廃案の流れが大きくなったときに民主党がどの様に対応するかが、見ものである。2012年の大統領選挙にも大きく影響してくる。
オバマとしては、自分が一所懸命頑張って通した Obamacare を自分の手で葬る事は絶対無い。よって、政治的には人気が回復する事は全く無い。(憲法違反の判決でも出たら決定的)とすると、民主党にとっては2期目も担ぐ事に躊躇するだろう。
一方で、日増しにヒラリーを押す声が大きくなってきているが、ヒラリーもクリントン大統領時代に健康保険改革法案を先頭に立って頑張っていたので、廃案に対してどのように対応していくかが焦点になるだろう。(Obamacare については沈黙を守っていたが、今思えば遠慮深謀か?)
国務長官として、財政赤字と外交と国防へ悪影響を結びつけると言う、非常に手の込んだコメントを出しているが、この辺からオバマとの違いをさり気なくアピールしていく手段のようだ。
民主党としては、初の黒人大統領、そして続いて初の女性大統領という、都合の良い大統領選挙キャンペーンをすることが出来る。
でも、ヒラリーも年をとったものだ。世界中を飛び回っている疲れもあるのかもしれない。