暘州通信

日本の山車

00321 大迫行燈祭

2008年07月31日 | 日本の山車
00321 大迫行燈祭
岩手県花巻市大迫町
□祭は八月中旬。
行燈を乗せた山車四臺を曳く。
□汎論
花巻市大迫町で、盆の伝統行事として行われる、行燈祭(あんどんまつり)は、天保の大恐慌で、餓死した人たちの霊を弔うため行われるようになったという。祭には、太鼓、音頭上げの競演、大迫音頭の踊りが行われる。
天保の大飢饉は天明期の飢饉に次ぐ悲惨なもので、しかも波状的に繰り返し、翌年の種籾まで食い尽くすという惨状で。飢饉は全国に及んだが、東北地方は冷涼な気候と相俟って被害者の数が多かった。
大迫町の大行燈は、富山県福野町の夜高、新潟県弥彦神社の行燈、秋田県野沢町の行燈、大行燈は青森県各地に見られるねぶた、ねぷたに移行する祖形とも考えられる。
□問い合わせ
花巻市観光課
電話 0198-24-2111


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