暘州通信

日本の山車

◆国昌寺の龍

2006年01月15日 | 日本の山車 左甚五郎
◆国昌寺の龍
 埼玉県さいたま市(旧浦和市)にある国昌寺は、説明書きによると、山号を大崎山、曹洞宗の寺院で染谷(旧大宮市)常泉寺の末寺である。開山は心巌宗智で、一時衰退したが中興は能書家としても著名な大雲文龍で、徳川家光から寺領10万石が寄進されたという。
境内にはセンダンバノボダイジュ(旧浦和市指定天然記念物)、阿弥陀一尊種字石塔板碑(旧浦和市指定有形文化財)、寺宝として大雲文龍書の大弁財尊天号の軸物(浦和市指定有形文化財)などがある。
山門は、宝暦頃の建築で、旧浦和市指定有形文化財に指定されているが、この欄間に彫られた龍は、左甚五郎の作と伝える、
この龍は日光の仕事を終えて帰る途中の左甚五郎に彫ってもらったのだが、完成後、棺を担いでこの門をくぐり抜けると、この龍に肉体の中身を食われて軽くなるといい、また、夜なよな見沼あたりにでかけては作物を荒らすので、ついに釘づけにしたという。

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