暘州通信

日本の山車

◇21001 山車の定義

2009年07月22日 | 日本の山車
◇21001 山車の定義
 山車は普遍的な存在であるがこれを定義し、一定の規範を設定して収めるのは難しい。まず「山車」という語彙そのものにも議論があろう。地方では一般に山車と呼ばれているものでも、「あれは山車ではない」という批判が返ってきそうである。たとえば、だんじり、太鼓臺、ねぶた、ぼんてん、屋臺などをを「山車」とよぶことには「異論」が出そうである。しかし一方で「肯定論」があるのも事実である。山車を「ヤマ」とよぶ地方は多い。便宜上の呼称としてもちいられてきた「山車」という名称は、ちいさな論議をこえてひろく使われている。
 語彙の間尺が個人の主観に委ねられている現状では、この相違は議論の対象としてきわめて不適当といわねばならない。
 山車の起源を遡ればそれは一本の柱になる。ネパールの柱、ヨーロッパ各地で見られるメイポール(五月の柱)、エジプトのオベリスクも神を迎え、あるいは送る一本の柱と考えられる。カナダ、アメリカ北部に立てられるトーテム・ポールは、広義の山車といえよう。日本でも、愛媛県、山口県、大阪府、京都府、福井県、石川県、富山県などには柱を立てる祭が行われる、七夕の笹竹飾り、左義長(さぎちょう)も山車ということになる。それは、神道の場合も仏教の場合もある。信州諏訪(長野県)の御柱も山車である。
 柱は依代(よりしろ)であり、山車の場合には人形が象徴するものも多い。
 山車は「火と褶合(しゅうごう)」することが多い。
 大阪市の臺額、秋田市の竿燈、などは顕著な例であろう。福島県の二本松の山車は、山車の上に燈火が点じられる。柱に火を燈ずるもの、山車を日中は花山として曳き、夜には堤燈、雪洞(ぼんぼり)などに火が入る。行燈形式の山車は当初から夜間に曳くことを前提にして、夜を迎えて曳くときには、なかに火がはいる。
 堤燈に火が入った山車をお囃子にあわせて曳く幻想的な風景は息を呑む艶やかさである。現代は色彩にあふれれているが、電気というものが無かった江戸時代以前を考えるとそれはこの世のものとは思えない絢爛たるものであっただろう。
 
□外部リンク
◇HIDライトを復活させよう②
2008/12/11(木) 午後 9:42
... 復活への糸口になりました。 商品説明では 【エナジーオンの特徴】 充電池の場合、充電しておいたはずなのにしばらく保管している間に自然放電してしまい ... もうひとつ落札しちゃいました(;´Д`) あと一本ある細長いHIDライトはヤフオク行きだな。。。
 http://blogs.yahoo.co.jp/vfc_nanatuya26/5201114.html

◇いよいよです!
2008/7/4(金) 午前 9:30
... 村上大祭に曳きだされる山車のことを村上では 「おしゃぎり」 といいます。 呼び名の由来は、歌舞伎や狂言で ... 中でも特に「猩々緋」という場合もあります。 七番 上町(かんまち) 上町の屋台は ... 乗せ物は、松の木一本で住吉の景 を表わしています。 ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/rina_niigata717/22276305.html

◇【=川越まつり=③】~山車の紹介編(2)~
2005/11/2(水) 午前 6:30
... 保存会. 二一. 南通町/・一本柱万度型の山車 昭和28年に三芳町の北永井地区で製作した,四ツ車で回り舞台. 町内有志の手により一本柱万度型に改修.囃子は 重松 ... 四つ角などで曲る場合は キリン (写真中央)を使います. これは山車を浮かせるための大型 ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/qazxswedcvfr2004jp/15671542.html


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