暘州通信

日本の山車

◇00798 ぐず焼き祭

2009年06月19日 | 日本の山車
◇00798 ぐず焼き祭

石川県加賀市動橋町(いぶりはしちょう)
振橋神社
□祭
□汎論
動橋町(いぶりはしちょう)で行われる奇祭、「ぐず」とは魚の名前で、おおきなぐずを作って町内を曳き回し、最後に神社に還って焼却する。
加賀市は市制に移行する前は大聖寺と言い、山中温泉に向かう地方鉄道の乗換駅だった。昇格はめでたいが、山中に向かう北陸鉄道山中線の電車はなくなって、なんだか淋しい思いがする。
□藝能
山中節
  ハァー忘れしゃんすな山中道を 東ゃ松山 西ゃ薬師
  ハァー送りましょうか送られましょうか せめて二天の橋までも
  ハァー山が高こうて山中見えぬ 山中恋しや 山憎や
  ハァー谷にゃ水音峰には嵐 あいの山中 湯の匂い
  ハァーとんで行きたやあの山中へ 思いかけたる ほととぎす
  ハァー飛んで行きたやこおろぎ茶屋へ 恋のかけ橋 二人連れ
  ハァー笠を忘れて二天の橋で 西が曇れば 思い出す
  ハァー恋のしがらみかわいやおつる 泣いて別れた 二天橋
  ハァー夕べ習うた山中節も 今朝は別れの唄となる
  ハァー主のお傍とこおろぎ橋は 離れともない 何時までも
  ハァー桂清水で手ぬぐいひろた これも山中湯の流れ
  ハァー薬師山から湯座屋を見れば シシが髪結て 身をやつす
  ハァー桂地蔵さんにゃわしゃ恥ずかしい 別れ涙の 顔見せた
  ハァーおまえ見染めた去年の五月 五月菖蒲の 湯の中で
  ハァー浴衣肩にかけ戸板にもたれ 足でろの字を かくわいな
  ハァー主のおそばとこおろぎ橋は 離れともないいつまでも
  ハァー山中山代粟津の湯でも 惚れた病は治りゃせぬ
  ハァー山が赤うなる木の葉が落ちる やがて船頭衆が ござるやら

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