暘州通信

日本の山車

00774 弘前八幡宮祭

2008年08月14日 | 日本の山車
00774 弘前八幡宮祭
青森県弘前市八幡町一-一-一
弘前八幡宮
□祭は八月中旬
山車があるが久しく曳かれていない。
□山車
・米山 和徳町、
・大根山 茂森町
・布袋山 東長町
・紅葉狩山 紺屋町・浜の町 
・猩々山 土手町
・黄石公張良山 本町
・道明寺山 鍛冶町
□汎論
弘前市は津軽氏の弘前藩の城下町として発達した。弘前城のみごとな桜でもよく知られ、「お城とさくらとりんごのまち」である。
弘前八幡宮は、弘前城の場内にあるが、もとは岩木町内に鎮座していたのを、津軽藩二代目の藩主、信枚が弘前城を築城したとき遷したと伝える。
夏に曳かれる「ねぷた」は、「扇ねぷた」といい、青森市の「人形ねぶた」とは対照的である。
扇ねぷたは基臺のうえに扇の型をした大小さまざまの行燈が載り、後部には見送りとなっている。緻密で精細なねぷた絵が描かれ、宵闇に華やかにうかびあがる。ねぷた囃子にあわせて太鼓が打たれ、巨大な大太鼓にうちまたがり胸まで白晒を巻いたお嬢さんがこれを打つ。ねぷたの行列はしずしずと次第に遠ざかり、ふたたび闇に消えていく有様は現生のものとは思えない華麗さで、感傷的だと笑われそうだが、見ていて目頭が熱くなり、涙ぐみそうになる。
市内に「山唄」というお店があって、ここでは津軽三味線の演奏を聴くことができる。
弘前に行ったときにはかならず寄る「隠れファン」である。


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