暘州通信

日本の山車

●912 お目こぼし?

2006年12月21日 | 行政・司法問題
●912 お目こぼし?
地方の幹線国道などを車で走っていると、よくダンゴ状態になる。キャラバンのように集団で走ることになるわけだが、いつのまにか制限速度60キロを超えてしまい70キロ近くスピードがあがっている。
だがみな平気で走っている。つまり集団スピード違反というわけだ。
この最後尾にパトカーがいるとどうなるか?
スピード違反で取り締まることはまずしないらしい?
つまり、司法の裁量権。お目こぼしというわけだ? 次第にスピードがあがり80キロ90キロと暴走すればもう許されない。
お目こぼしの許容の限界とはどこまでか?
岐阜県前知事に使簇され、裏金を操作着服した岐阜県職員OBたち、その返還は遅々として進まないようだ。すでにほうどうされているように犠牲者が出た。梶原拓の間接殺人だ! という批判もあるそうだ。
しかし、岐阜県の裏金問題。その解明は露顕したときの華々しさにくらべあまりにも貧弱だ。
なぜか?
総責任者たる岐阜県知事と岐阜県警、岐阜検察庁の「お目こぼし」があるからだと見られている。
知事の付属機関たる議会が知事の権限を凌いでいる(つまり知事を当選させたウラ人脈は岐阜県議会が握っている)。県議会の意思に反すれば現職知事はつぎの選挙で戦えない。梶原拓を追い詰めるべき知事は伝家の宝刀が抜けないウラ事情がここにある。
言い換えれば、梶原拓の一連の不始末は、岐阜県議会によって擁護されているということだ。
少々のスピード違反には眼を瞑ってやっているではないか。警察の仕事にあれこれ口出しするなということらしい? 
しかし、裏金(横領公金)返還の総責任は事件をふりまいた梶原拓にある。OBの分はすべて代位弁済するべきだ。
古田知事は岐阜県議会の意思をはねのけて梶原拓に損害賠償請求に踏み切るべきだ。
はなし変わるが、合同捜査本部の捜査は石原産業社長ついに逮捕しなかった。いや、逮捕しなかった。そのいいわけはいかにもシラジラしい。三重県にはまったくお咎めなし。
つまり、「お目こぼしはからい」がここでも作用したということだ。そこには人脈・金脈のウラ事情が見え隠れする。
岐阜・三重・愛知の司法・行政腐敗はいちじるしい。あとから悪事の露顕した福島県、和歌山県、宮崎県は現職知事がとっくに逮捕されているぞ(笑)。「やっぱりね」という覚めた眼でみている県民は多数いることを忘れないでほしいものだ。

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