暘州通信

日本の山車

●282 日本の山車 知多岡田祭

2006年01月29日 | 日本の山車
知多岡田祭
知多市
岡田神明社
祭礼は4月下旬

・日車 里組
創建は元禄2年(1689)。正徳4年(1714)。延享2年(1745)に改修されている。現在の山車は4代目で建造は嘉永から文久にかけて行われた。工匠は藤田佐右門、藤原雅房。彫刻は文久3年、瀬川治助重光により、檀箱は龍虎、蹴込は黄石公が張良に兵書を授ける段、持送りは龍、太平鰭は狛犬となっている。前山人形は「三番叟」。上山本座人形は「悪源太」。大幕は「羅紗地緋色」。下幕は赤の絹地に牡丹透かし模様が入いる。追幕は緋色羅紗地に牛若丸と天狗を刺繍する。

雨車 中組
創建は文化から文久年間。彫刻は文化11年、瀬川治助等一門による。檀箱は鬼、狛犬、菊花、波濤を彫る。
塗師は文化11年、大野弥兵衛。
からくり人形戯があり、上臺人形は綾渡り。前棚人形は三番叟、弥津志、おやま。
水引は茄子紺地に火炎龍を刺繍する。大幕は緋色羅紗地。下幕は木綿綾織茄子紺と白地縦幅縞」。

・風車 奥組
建造は、天保から文久年間。彫刻は文久元年、福田吉佐衛門、藤原宗雅。塗師は与三右衛門と二男の与助。前山人形は、舌出し三番叟、春駒。上臺人形は文字書き。
大幕は「紺色羅紗地」。下幕は「赤絹地に牡丹透かし模様入り」。


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