暘州通信

日本の山車

玉依姫 様 (四一九)

2013年07月07日 | 日本の山車
玉依姫 様 (四一九)
 わたくしは海のない地方で育ちましたので、その光景がたいへん珍しくたくさん写真も撮影したのですが。みなどこかにいってしまいました…… 見た光景と実際の当時の状況はいささか不正確かもしれませんが、シオツチノオジノカミ(鹽土老翁神)が日本各地を巡って教えたという製塩法の基本は、案外近代までつづいていたのですね。昔はこうして作った塩は【かます】にいれて運搬されました。その表面からは無機物が流れ出ていたものです。いわゆる天然の【にがり】です、これをあつめて自家製の豆腐を作りましたが、その美味しさは比類のないものでした。【塩に味がある】というと、若い方たちに笑われそうですが、塩が美味しかったものです。懐かしい味ですが現代は、藻塩を焼いて塩をつくることはもう見られません。つまり、失われた味です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿