暘州通信

日本の山車

◆02283 御大師火まつり

2011年11月08日 | 日本の山車
◆02283 御大師火まつり
□所在地 北海道夕張郡栗山町
□祭は七月下旬。
□山車
山車三臺を曳く。
□汎論
 栗山町は、町史をひもとくと、明治二十一年に、角田藩(宮城県)の藩士だった泉麟太郎ら二十四名らがアノロ川畔に入植し、角田の集落をひらき地域の開拓を行ったのに始まると伝わる。泉らは夕張開墾起業組合を設立し、明治二十三年には角田村と村名がつけられた。
明治三十一年は夕張川の大洪水により溺死者、流失家屋多数でて、また、農産物の収穫はほとんどない大惨状であった。
自然災害は大正二年にも起きて 低温と暴風雨により大恐慌で、収穫はほとんどなかったと伝わる。
昭和二十四年に町政が施行され、角田村は栗山町と改称された。
昭和四十五年には角田炭鉱が閉山となった。
昭和五十一年に、第一回栗山夏まつりが開催され、昭和五十三年には宮城県の角田市と姉妹都市となった。
昭和六十一年には栗山夏まつりが御大師山火まつりとなって開催された。このように栗山町には開拓史に記録される自然大災害を乗り越えて発展してきた。入植時の泉麟太郎ら角田藩士らの功績は計り知れないものがあり、角田市との強い結びつきがある。
 御大師山火まつりは、市民祭として開催され、栗山音頭とともに山車パレードが行われ三臺の山車が曳かれる。その前後には、町内の有志らによる踊が披露される。
 傘おどりは、御大師山火まつりに協賛して駅前通り商店街の歩行者天国、栗山公園などで行われる。

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