暘州通信

日本の山車

00056 戸隠神社例祭

2006年07月29日 | 日本の山車
00056 戸隠神社例祭
岐阜県郡上市和良町(旧郡上郡和良村)宮地上沢
戸隠神社
祭は10月上旬。
戸隠神社は古社で、天正元年川尻氏寄進の般若心経があった。奥書に、「右般若経、濃州郡上郡九頭明神有之当国本所自綱御出馬之時取之当山観世音寄進天正元年癸酉八月上旬、檀那川尻新之丞利広」とあり、高山松倉の城主三木自綱が高山の善応寺に移し、三木氏納めた般若心経があった。三木氏滅亡後高山市(旧丹生川村)千光寺に移されて保存されている。下呂市(旧萩原町)の久津八幡宮の本殿の寄進とともに三木氏の旧跡がしのばれる。
境内には「片扉岩」また「重ね岩」とよぶおよそ7千貫(約26トン)といわれる巨石が岩の上にのっており、不思議なことにこれが片手で用意に動く。磐坐の遺構だろうか。天照大御神の「天の石屋戸こもり」に由来し、信州戸隠に飛んだといわれる磐扉が伊勢を経て再度当地に飛来したといういいつたえがある。
古くは九頭大明神、のち上沢社と称され、さらに明治7年8月になって戸隠神社と改称されたのはこの大磐による。
山車2臺を曳く。からくりが行われる。上沢区がチヤントコといい猿田彦の舞と那須与一の弓取り。宮地が天鈿女命の舞と人形の鉄棒渡り。
もと村内からの出身者が高山で成功して郷里に山車を奉納したと伝えられる。




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