暘州通信

日本の山車

00138 善光寺奉御開帳奉賛屋臺巡行

2007年08月04日 | 日本の山車
00138 善光寺奉御開帳奉賛屋臺巡行
長野県長野市上西之門町
弥栄神社
七年ごとの善光寺奉御開帳奉賛として二四地区のうちから不定数の山車(屋臺)が曳かれる。
□山車(屋臺)
・権堂町
・大門町
踊屋臺と飾屋臺がある。
本座に飾られた高砂人形がある。
・元善町
床のない底抜屋臺がある
・西後町
明治六年、妻科の山崎儀作の建造。総欅造。
・緑町
昭和二七年、鬼無里の松原より譲渡を受けた。江戸期建造と推定。
・南石堂町
踊屋台。
・北石堂町
昭和四年(一九二九)の建造。二輪車
・南千歳町
昭和五年(一九三〇)の建造。
・上千歳町
踊屋臺。大正年間末期に建造にかかり昭和のはじめに完成。
・桜枝町
明治二八年(一八九五)の建造。総欅造。神武天皇の人形がある。
・横沢町
明治六年の建造。笠鉾とともに長野市立博物館に出展している。
・西之門町
踊り屋臺。明治二六年(一八九三)の建造。
・西町上
漆塗。寛政五年の建造。
・栄町
素木造。明治三六年(一九〇三)の建造。
・東之門
二層式。大正末期の建造。
・伊勢町
屋臺、踊屋臺、底抜け屋臺各一臺を保有する。
・岩石町
踊屋台。
・東町
屋臺。明治五年(一八七二)の建造。
・東後町
踊屋臺。大正七年(一九一八)の建造。
・問御所町
漆塗。明治五年の建造。
・新田町
踊屋臺。建造期は不明。
・篠ノ井芝沢
二層式。一層は囃子を演奏する藝座、二層は踊の舞臺。大正二年(一九一三)の建造。
・篠ノ井内堀
二層式。大正二年(一九一三)の建造。

□汎論
長野市の山車(広義)は、山車、屋臺、踊屋臺と多様で、様式も単層、二層がある。また山車に床を張らないいわゆる「底抜け屋臺」が見られる。ほとんどが解体して保存される弘化四年の善光寺大地震(一八四七)屋臺も罹災して大部分を失った。西町上組、
下西町のみ残ったがその後下西町の屋臺も明治六年に焼失した。 西町上組が寛政五年に建造した漆塗屋臺が唯一残るのは貴重である。いま、長野市立博物館に出展されている。山車が曳かれたが、その後の歴史に消長があり、休止の時期を経て、現在は七年ごとの善光寺の開帳にあわせて曳いている。

00136 綾野祭

2007年08月04日 | 日本の山車
00136 綾野祭
岐阜県大垣市綾野町
白髭神社
□祭は一〇月中旬。
山車の五臺を曳く。山車名を「山」としているが車扁に山である(文字無し)
□山車
・神楽山
・猩々山
・鯰山
・獅子山
・小獅子山
の山車が町内を曳き廻され、からくりや子供舞踊などを披露する。
□問い合わせ
大垣市商工課
電話0584-81-4111