暘州通信

日本の山車

00025 ノコギリソウ

2006年09月06日 | 岐阜県植物誌
00025 ノコギリソウ
東北、北海道方面の原野ではノコギリソウ属の植物が多産するのを見かける。しかし岐阜県ではまったく見かけない?
中央アルプスはロープウェイでのぼれるようになり、宝剣岳大斜面の高山植物群が手がるに観察できる。
ところで、このロープウェイの窓から斜面にノコギリソウの自生が見られる。長野県側だが……。
東濃方面や、木曾側に自生はないのだろうか?


00024 シナノナデシコ

2006年09月06日 | 岐阜県植物誌
00024 シナノナデシコ
シナノナデシコはその名のように信州(長野県)に自生があり、松本市から高山市にいたる梓川沿いに点在して産する。道路沿いでもみられるから、ご覧になった方も多いだろう。ところが、岐阜県にはいるとまったく見かけない。
飛騨地方でも見たことがなかった。ところが、岐阜県と石川県の県境でそれらしい葉をした植物群をみかけ、もちかえって栽培したところ多数の桃色の花をつけ、葉の縁には歯牙があり、葉は披針形のまさしくシナノナデシコだった。
ナデシコ科
ナデシコ属

00023 イワギク

2006年09月06日 | 岐阜県植物誌
00023 イワギク
ひじょうに産地が限定される菊。石川県の吉野谷には自生があり、その名のように、急な勾配をもつ岩場に産する。
福井県、奈良県には報告があるが岐阜県には産しない? と考えていたが、名古屋市の友人が石徹白(いとしろ)の旧白山参道脇に近い場所で検出した。と知らせてくれた。
標品がないのが残念だが、岐阜県内だったという。そうすると、未検の植物が一種加わったことになる。
変種のチョウセンノギクは鹿児島県、長崎県、朝鮮にある。
キク科
キク属