行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キマダラセセリ、ハグロトンボ

2015-06-20 20:00:15 | 動物
多摩川の草原、
草刈りを逃れた場所に
キマダラセセリとハグロトンボが集団で発生していました(6/14)。


アカツメグサに吸蜜するキマダラセセリ、
黄褐色と茶褐色のまだら模様の翅裏が特徴です。


ヒメジョオンでも吸蜜していました。
両方とも河原では最も多い草の花、
身近なところで空腹を満たすようです。


イタドリの葉にちょこんととまりました。
セセリチョウはどれもそうですが、
体に不釣り合いに大きな眼、
この不細工さがかわいいといえばかわいいのです。


翅表は褐色に黄色の紋、
それとも黄色に褐色紋、
褐色と黄色がほぼ半々に思えます。


翅を完全にひろげると
戦闘機のようなかっこいい姿です。


キマダラセセリの隣にはハグロトンボが数匹、
ゆらゆらと草の間を飛んでいました。
翅が黒褐色なのでハグロトンボ、
雄の胴体は金属光沢の青緑色です。


ハグロトンボの雌、
胴体は黒褐色です。
翅色も雄に比べて、茶色が少し見られます。


雄が翅を広げました。
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河原の草花

2015-06-19 20:00:23 | 花,植物
6月14日、
多摩川の河原に見つけた草木の花たちです。


バラ科テリハノイバラ、
地を這うように枝を伸ばし、
枝の先にノイバラに比べ、
ひとまわり大きな白い花を咲かせます。
ノイバラもそうですが、木本です。


河原の一画にたくさん咲いていましたが
盛りをすぎたようです。
花びらがピンクに色づいているものがあちらこちらに見られます。


文字通り河原に咲いた黄色の花、
バラ科キジムシロ属カワラサイコ(河原柴胡)、
テリハノイバラと同じくバラ科ですが
こちらは多年草です。


花期は6月~8月とあります。
これからしばらくは咲き続けます。
葉は奇数羽状複葉、
小葉は長さ2~5cmと小さな針形です。


アカツメグサの白花、
花の下に葉がありシロツメグサではありません。


河原にたくさん見られるアカツメグサ、
モンキチョウが吸蜜していました。


クスダマツメクサが群生していました。
4月~5月は同じ黄色のツメクサ、
コメツブツメクサがたくさん咲いていましたが
今はクスダマツメグサに変わっているようです。


最後にマクロレンズで撮って見たヘラオオバコの花、
花が花穂の下から上へと咲き続けます。
下方は種となっています。



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ルリシジミ

2015-06-18 20:00:50 | 昆虫
林縁や草原をせわしく飛びまわる白い小さなシジミチョウ、
個体数が多く、出現期も春先から晩秋までと
よく見られるルリシジミですが
可愛らしく、思わずレンズを向けてしまいます。
いずれも稲城市内にて。


ミネラル補給中(5/26、南山)。


飛びま~す(5/26、南山)。


ヒメジョオンで吸蜜(5/29、城山公園)


おっと、先がない(5/29、城山)。


ルリシジミ♂、
青色の翅表が少し見えています(6/14、多摩川)。


こちらは♀、
翅表の色が♂とは少し違います(6/14、多摩川)。
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合歓の花、半夏生の花

2015-06-17 20:00:46 | 花と虫
今年は季節の移り変わりが早いように思えます。
春があっという間に終わり、
6月の半ばというのに、
合歓の花が咲き、早くも半夏生の葉が白く変化していました。


マメ科ネムノキ属の合歓の木(ネムノキ)、
梅雨の終わりから夏に咲くと記載されていますが
梅雨入りしてまだ間もないというのに
早くも咲きだしていました(6/14)。


紅い不思議な形の花、
一つの花のように見えるのは
十数個の花の集まり、
紅い糸状部分は雄蕊、
一つの花に30程度の雄蕊があり、
雌蕊は雄蕊が終わるころ現れるそうです。


葉も2回偶数羽状複葉という独特な形、
葉をみるとネムノキと直ぐわかります。


咲く寸前、花より紅色が濃いムノキの蕾です。
蕾を見ると、一つの花と見える部分が
十数個の花の集まりであるとよくわかります。


ドクダミ科ハンゲショウ、
雑節の半夏生は7月2日ごろ、
そのころに花をつけ、
花の近くの葉が白く変化するところから
半夏生(ハンゲショウ)の名がありますが
今年は早くも花がつき、葉が白くなっていました(6/11)。


目立たない地味な花に虫を集めるために
葉の上側が白くなるとの説があります。
その葉から片白草、半化粧の別名があります。
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ウラギンシジミ、ムラサキシジミそしてウラナミアカシジミ

2015-06-16 20:00:19 | 昆虫
6月、梅雨の晴れ間に見つけた
ウラギンシジミとムラサキシジミそしてウラナミアカシジミ、
いずれも色が名につき、
他の蝶とは姿形が少し異なる大型のシジミチョウです。



林間の草の葉にとまり、
ウラギンシジミ♂が翅を広げ、
美しいオレンジ色の翅表を見せていました。


翅を閉じた時の翅裏はきれいな白色、
ウラギンシジミの名の由来です。


素早く飛び、
たいがいは樹上に消えてしまうウラギンシジミですが
この日はしばらくの間、
翅を開いたり閉じたりして、遊んでくれました。


ムラサキシジミ、
ウラギンシジミと同じく、
成蝶で越冬する通年性のシジミチョウですが
今年最初の発生が5月~6月なのか、
6月になり、よく見るようになりました。


翅を閉じていると地味な褐色ですが
翅を開くと、その名のとおり、
美しい青紫色のムラサキシジミです。


ウラナミアカシジミ、
6月、年一回だけ発生するゼフィルスと呼ばれる樹上性シジミチョウの一つ、
翅裏の模様と翅表の色からこの名があります。
翅を広げてとまることはほとんどありませんが
飛ぶと美しいオレンジ色の翅表の持ち主であることがわかります。
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ムラサキシキブ、ヤマアジサイ

2015-06-15 20:00:39 | 花,植物
テレビの天気予報からの受け売りですが、
梅雨でも3日に1日は晴れの日なのだそうです。
そんな梅雨の晴れ間の写真です。


自宅近くの公園の山道
こんな空間があります。
ブログ主の植物、昆虫などの観察場所の一つです。


この山道を少し入るとムラサキシキブが咲いていました。
なかなか見ないと思っていたムラサキシキブですが
こんな近くにありました。
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木、
同科同属のヤブムラサキがより少し遅れての花です。


花はヤブムラサキとよく似た筒状花
花弁から突き出るように伸びた蕊がよく目立ちます。


林床にはオカトラノオの白い花が開き始めています。


歩道横の草原には
2m近くありそうな大きなタケニグサが
早くも咲いていました。
菊の葉のような形をした葉が素敵です。
欧米では園芸植物として栽培されているそうです。


ほんのりと紅色の縁取りのある白いガクアジサイが
雑草の中に花をつけていました。
ヤマアジサイでしょうか。


羊歯の横にもヤマアジサイ、
羊歯の花のようです。
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アカメガシワ雌雄の花

2015-06-14 20:00:12 | 動物
梅雨時の山野の木の花、
雌雄のアカメガシワ、クマノミズキそしてクリの花です。


(アカメガシワの雌花)
葉がカシワに似て、新葉が紅色なのでアカメガシワ、
パイオニア植物として知られ、
林縁や河川岸などによく見られます。


そのアカメガシワに雄株、雌株があり、
それぞれ雄花、雌花が咲きます。


アカメガシワ雄花。
トウダイグサ科のアカメガシワですが
雄花はウコギ科の花のようです。


ミズキに1月ほど遅れて咲く、クマノミズキです。
花はミズキにほぼ同じですが、
花の時期以外に、ミズキが互生に対し、
クマノミズキは対生に葉がつきます。


ほぼ1月前に花咲いたミズキ、
いまはたくさんの青実をつけています。


もう一つ、
梅雨の時期に強烈な匂いが印象的なクリの花です。
ブナ科の樹木であり、
栗の実はドングリの一種になります。

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雨上がり

2015-06-13 20:00:36 | 花,植物
雨が上がる気配を感じ、
カメラを片手に散歩に出て見ました(6/11)。


少し前まではヤグルマギクが咲いていた休耕畑、
今は黄色のジャノメギクが咲き誇っていました。
雨に洗われた蛇の目模様がきれいです。


雨に濡れた紅いジャノメギク、
この花は晴れの方が似あうようです。


梅雨といえばアジサイ、
こちらは雨が似合います。


アジサイは露出をマイナス補正で写すべしと
昨日教えられました。
さっそく実行です。


白いものを写す時はプラス補正、
アジサイはマイナス補正、
中をとって補正なしでの
雨上がりの白いアジサイです。


お寺の地蔵菩薩とアジサイ、
お地蔵さんは姿勢がよい、
このところ自分の姿勢が気になる身としては
変なところに感心してしまいました。


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蛾といわれています。

2015-06-12 20:00:12 | 昆虫
蝶と蛾、いずれもチョウ目、
なかには区別が付かないほどよく似ているものがいます。
しかし、この2者、待遇にずいぶん差があるように思います。
私自身も蛾はレンズを引っ込めていましたが
5月下旬から6月、
たまたま写しててみた蛾そして蝶ではないチョウ目の虫たち、
けっこう美しい姿です。


6月5日のカワセミ湖の湖畔にて、
この時点では蝶?と思い、レンズを向けてみました。
帰宅してから図鑑で調べてみると、
アゲハモドキ科キンモンガ、
名のとおり蛾でした。


蝶は昼、蛾は夜活動、
蛾と蝶の見分け方の一つ、
しかし、この蛾は日中に活動し、
花で吸蜜するとのこと、
それでも蛾なのです。


薄暗い林の中をふらふらと飛び
枯落葉にとまったこの蛾、
オオバナミガタエダシャクと長い名がついていました。
羊歯の葉のような触角が美しい造形です。


木の葉にとまり下を見ていたこの虫、
黒褐色に白色紋、
ツトガ科シロモンノメイガのようです。


終わりかけたナワシロイチゴの花に
吸蜜する美しい翅のこの虫、
チョウ目マダラ科キスジホソマダラです。


光沢のある茶褐色に黄色の帯がきれいなこの虫、
チョウ目ヒゲナガガ科ホソオビヒゲナガ、
名の由来の長い髭(触角)があるのは雄です。


ホソホビヒゲナガの雌、
触角の長さは雄の半分以下です。





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カラスアゲハ、イチモンジチョウ、スジクロシロチョウ

2015-06-11 20:00:33 | 昆虫
5月末から6月初旬、
自宅付近で写した表題の蝶3種を載せます。


道路のサツキの花に吸蜜している黒いアゲハ、
翅表が美しく青色に輝いています。
カラスアゲハあるいはミヤマカラスアゲハです。


ミヤマカラスアゲハを期待しましたが
写真を見ると、
翅裏の白く見えるい部分の面積が大きく、
カラスアゲハのようです。


初夏の日を受けて、
一頭の蝶が樹上を
緩やかに飛び、葉にとまりました。
羽化したばかりでしょうか、
傷みのないきれい蝶です。


しばらくとまって
ときどきは翅を広げてくれるのですが
樹の上、翅表は見えません。
イチモンジチョウです。


ヒメジョオンにとまったこの蝶、
モンシロチョウによく似ていますが
スジグロシロチョウです。
両者ともよく見られる白蝶です。


木陰などやや薄暗い場所に
いることの多いスジクロシロチョウ、
そのせいか、モンシロチョウに比べ知名度が低いようです。


こちらはモンシロチョウ、
名のとおり黒い紋が見られます。
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