行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

草藪の小鳥5 モズ

2014-02-18 20:00:32 | 
多摩川河川敷の草薮、
そこにモズの姿もよく目にします。
この辺りのモズは秋になると
高地の山から下りてきて越冬そして春に繁殖します。
この時期は雄も雌もそれぞれ縄張りを作り単独で生活します。


羽を広げ飛び立つ雌モズ、
いい瞬間が撮れました。


こちらは雄のモズ、
餌を獲りに地上に飛び下りる直前のポーズに思えます。




草や灌木の枝にとまり、地上の餌を探します。
この時期バッタなどの昆虫もいなくなり、
肉食のモズ、餌を探すのは大変です。
弱った小鳥なども餌にするそうです。
上が雌、下が雄です。


草の枯れ枝にとまる雄モズがきれいに撮れました。
黒く太い過眼線が雄の特徴です。
目つきも鋭く、獲物をねらっているようです。


嘴も猛禽類のように鋭い鉤状です。
背中の青灰色、これも雄の特徴です。


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トラツグミとツグミ

2014-02-17 20:00:55 | 
東京に2度目の大雪が降る前日(13日)、
カメラを抱えて、近くの中央公園を歩いてみました。
45年ぶりという1度目、8日の大雪、
多摩地区のこの辺では40cmほどの積雪となりました。
公園の道や林間にはもまだ雪がたくさん残っていました。


いつもに比べ散歩する人も少ない公園、
雪を踏みしめ歩いていると、
見慣れない大柄の鳥が竹林の中に飛び込みました。
何だろうと思い遠くから中を覗くと、
キジの雌?いやこのしゃれた虎模様、
これはトラツグミです。


写真では見知っていたトラツグミですが
実際に見るのは初めてです。
こんな場所、こんな近くでトラツグミに会えるとは驚きです。
低山から亜高山の林の中などに生息するトラツグミ、
鵺(ぬえ)鳥とも呼ばれます。
夜、なにか恐ろしいことが起こりそうな
悲しい響きのある笛の音のような鳴き声をあげることから
この名があるようです。
なかなか見る機会がない鳥ですので、
もっと遠くからじっくり観察していろいろな姿を撮れればよかったのですが、
少し近づきすぎたようです。
ゆっくりと飛び立ち林の中に消えていきました。


こちらは同じツグミの名を持つツグミ、
トラツグミは漂鳥ですが、
ツグミは北の国から渡ってくる冬鳥、渡り鳥です。
トラツグミより小型です。


しかし、ツグミは極めて多く見られる冬鳥、
2月も今頃になると、
地上に下りて餌を探している姿がよく見られます。


低木にとまるツグミもよく見られます。


上に取り上げた4体のツグミ、
体色がそれぞれ異なるように思えます。
野鳥はどの個体もほぼ同じ体色のものが多いのですが、
ツグミは微妙に違うことに気がつきました。



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草薮の小鳥4 アオジ

2014-02-16 20:00:08 | 
多摩川の草薮の小鳥4、
ホオジロ、ホオアカ、カシラダカに続いて
アオジが近くで撮れました。
先の3者と同じく、ホオジロ科の小鳥になります。


北海道の平地や本州の山地などで繁殖し、
秋になると積雪の少ない低地の藪に移動してくるアオジです。


多摩川の草薮にもたくさんの個体が見られます。
しかし、この草薮のアオジ、近づくと、
すぐに藪の中に逃げ込んでしまい姿を
なかなか撮れません。


そこで、草薮と樹木がある河原の林間に移動、
草薮から低木の枝に逃げたアオジをねらってみました。
障害物の少ない枝にとまってくれたアオジたちです。


アオジの腹部は薄い黄色、
しかし、この個体の腹部は薄茶色、黄色味が見られません。
別の小鳥、ひょっとしたらオオジュリン?と思いましたが
やはりアオジ、上の3つと同じくアオジの雌のようです。
腹部が薄茶の個体もいるようです。


雄がやっと木の枝にとまってくれました。
雄は頭部が緑がかった灰色、目先や喉が暗色になります。


草藪に逃げ込んだ雄の後姿、
頭の緑色、背中の羽模様がきれいに写りました。
アオジの名はこの雄の頭部の色からつけられたそうです。


二羽とも雄、
地上で草の種を探しています。

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2週連続の大雪

2014-02-15 19:30:55 | 風景
ソチの冬季五輪、
やっと金メダルが出ました。
結果が出るまで少しドキドキしましたが
羽生選手よかったです。プレッシャーの中あっぱれです。
そんな男子フィギュアスケートを見て
昨夜は明け方近くまで寝られずにいました。


テレビの中では熱き競いが繰り広げられていましたが
外では朝からの雪がさらに強くなってきています。
見る間に積雪が増していきます。


テレビを見ている合間、
家の中から夜の雪景色を雪あかりで撮って見ました。
午前1時を過ぎていますが、
雪の中で窓にはまだ灯りがついています。
やはりオリンピック中継を見ているのでしょうか。


ベランダから外を見ると手すりにはこんなにも
雪が積もっています。
これは一週前の大雪以上の積雪かもしれません。




午前2時、雪が少し小ぶりになったようです。
羽生選手の登場まではまだ時間があります。
眠気覚ましに、雪を踏みしめ外に出てみると
膝近くまで積もっています。
雪あかりでの雪景色がきれいです。


朝、目覚めると、もう10時半、
雪も雨も止んでいるようです。
家の前の道から雪かきの音そして声が聞こえてきます。
いそいで着替えて、雪かきに加わることにします。
車の屋根の雪、こんなにも積もっていました。
これでも朝方の雨で少しとけているようです。

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草薮の小鳥3 カシラダカ

2014-02-14 20:00:17 | 

枯れ枝を除けながら多摩川の草薮を歩いていると
何羽かの小鳥が飛び立ちます。
大きさからスズメかと思いましたが
冠毛が逆立ったこの頭はカシラダカ(頭高)です。


カシラダカがこんなに多く、
多摩川の河川敷に来ているとは思いませんでした。
カシラダカはカムチャッカ半島など、
ユーラシア大陸の高緯度地区で繁殖し、
冬に日本に渡るホオジロ科の小鳥、
群れて行動することが多いようです。


とまる姿や背中の色はホオジロやアオジの雌に似ていますが
腹部の色、斑模様が違います。


この鳥、地上でも食餌活動をします。
河原の小石の上に数羽で餌を探していました。
そっと近づき、その一羽の後姿が撮れました。


地上から飛び立ち、
近くの草枝にとまりました。
少し羽を開いて後姿を見せてくれています。
背中に蛇の鱗のようなきれいな模様があります。


こちらも近くの草枝に逃げ込み、
後姿を見せているカシラダカ、
顔などはアオジの雌によく似ています。




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草薮の小鳥2 ホオアカ

2014-02-13 20:00:07 | 
多摩川の河川敷の草薮の小鳥その2はホオアカです。
初めて見る、初めて撮る鳥になります。


草薮の中の道を歩いていると道から飛び立ち
枯草枝にとまった小鳥がいました。
アオジ?それともカシラダカ?かと思いましたが
どこか違うように思います。


よく見ると頬紅を塗ったような紅色の頬、
ホオジロ科ホオアカです。


横から見ると、
腹部の色模様、全体の姿形が
カシラダカでもアオジでもありません。
ホオジロとも違います。


腹部はこんな色、模様です。
個体数は少ないのですが、
ホオジロやカシラダカに比べると逃げ足は遅く、
藪の中に隠れることも少なく、
草枝の上部にとまってくれるので写真は撮りやすいホオアカでした。


地上に落ちている草の実を餌にするようで、
道の隅をひょこひょこ歩きながら時々地面を啄みます。
ちょうどこちらを向きました。
眼がくりっとして大きく、可愛らしい顔つきです。


ホオアカは本州や北海道などの高地で繁殖し、
冬は暖地に移動するそうです。、
西日本に多く見られる小鳥と書かれています。


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草薮の小鳥1 ホオジロ

2014-02-12 20:00:16 | 
多摩川の河川敷、
冬の枯草藪の道を歩いてみました。
枯草の種を食餌しているのでしょうか、
いろいろな小鳥に出会います。
特にホオジロをはじめとするホオジロ科の鳥が
たくさんいることに驚きます。
やはり人の手があまり入らなく、餌のあるところには
小鳥が集まるようです。
まずその1、雌雄のホオジロです。


草藪を数羽の群れを作り、
移動していることの多いホオジロです。


ホオジロは比較的警戒心が強く、
人が近づくとすぐに逃げます。
藪の中に逃げ込むことが多いのですが、
時折、灌木や草枝の高いところにとまり、
写真を撮らせてくれるものがいます。


コセンダングサでしょうか
まだ種の残る草の枯れ枝の中に隠れたつもりのホオジロです。
草薮の道を歩く衣服にくっつき閉口するこの種ですが
これも餌になるようです。


刈られた枯草にとまったホオジロ雌です。
上の4個体はいずれも雌、
雌のほうが被写体になってくれるようです。


これは雄の個体です。
やはり枯草の枝に澄ましてとまっています


少し遠くからですが、これも雄の個体でした。
嘴から眼を過ぎる帯、過眼線が雌は茶色ですが
雄は黒色です。
また、腹部の褐色も雄のほうが全体に濃色です。
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白梅も

2014-02-11 20:00:57 | 花,植物
立春の翌日の2月5日、
久しぶりにカメラ片手に散歩に出かけると、
紅梅だけでなく、白梅、そして早春の花が咲き始めていました。




道端の白梅です。
梅は咲き掛けの白花が日本の花らしく、
しとやかで好みです。


庭の白い枝垂れ梅も花が開き始めています。
この日は抜けるような青空です。


道を歩いていると梅の香とともに、
沈丁の香がかすかにしてきました。
沈丁花が間もなく咲きます。


白いサクラソウ(プリメラ)でしょうか、
公園の道に沈丁花に並んで
これも早くも花を咲かせています。


紅色のマンサクが蕾の中から
布の切れ端のような長い花びらを覗かせていました。
春まっさきに花を咲かせるところから
先ず咲く(マズサクh)、マンサクと名付けられたそうです。
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紅梅

2014-02-10 20:00:56 | 花,植物
立春が過ぎて厳しい寒さが続き、
8日には、東京都心でも積雪が10cmを超える大雪となりました。
しかし、立春前の1月下旬から節分までが
とても暖かい1週間でした。
その暖かさで大雪前に梅の花がいそいで開いたようです。


立春に降った雪も融けた2月5日の昼過ぎ、
10日ぶりに稲城中央公園に足を向けてみました。
いつもの秘密の入口から公園に入ると、
枯れ木の中にいつのまにか紅色の世界ができていました。


どの花も開き、
早くも満開となっているようです。


背景もピンク色で明るく華やか、
気温が低く寒い日ですが、
これはすっかり春です。


「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といいます。
桜は枝を切らないほうが美しく、
逆に梅は枝を剪定したほうが
美しく見映がよくなるいう意味です。


この梅の木、林間に植えられ、
剪定された様子もなく小枝も生え放題、
そんなすべての小枝に花がびっしりと咲いています。
全体を撮ると煩雑、毒々しくなってしまいます。
緑を背景に端の小枝だけを写してみました。
蕊が長く、一つ一つの花の美しい紅梅です。


こちらは紅というよりピンク色の一重の紅梅、
きれいに剪定がされている庭の梅です。



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天草、指宿の旅7 (南九州冬の花)

2014-02-09 20:00:41 | 花,植物
今日はホテルからルートを西にとり、
薩摩半島の南海岸を西にのんびりと走り、
知覧で昼飯、武家屋敷などを見物して、
鹿児島空港から羽田にへ向かう予定です。


JR最南端の駅、西大山駅です。
そこから臨む開聞岳と満開の菜の花畑です。
前に来た時はホテルからも
はっきりと見えた開聞岳ですが、
今回はPM2.5の影響でしょうか、まったく見えませんでした。
極めて近くのこの駅からもかすんでいます。


西大山駅は無人駅、
電車が来るのも2時間に1本ほど、
駅の周囲には売店も何もありません。
ただ、郵便局の職員でしょうか、
駅前で「幸せを届ける黄色のポスト」の切手を売っていました。
この駅には全国で数点しかないその黄色のポストがあるのです
写真は駅前に広がっていたレタス畑、
路地栽培の青々としたレタスができていました。


(タチツボスミレ)

(白いタンポポ、)

(ミヤコグサ)
さらに南海岸を西に走り、
開聞岳展望の名所である瀬川公園、番所鼻公園に
車を停めて見ましたが
景色の売りである開聞岳がまったく見えません。
開聞岳の東側より西側のほうが
中国に近いこともあるのでしょうか、
PM2.5によるスモッグがより強いようです。
しかし、ここは南国鹿児島の南端、
公園の道には、東京では春に咲く
スミレ、タンポポ、ミヤコグサなどの
野の花が早くも花をつけていました。


番所鼻公園の駐車場の横に、
これも自生のものでしょうか、
バナナが花とともに小さい実をつけていました。
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