枯れ枝を除けながら多摩川の草薮を歩いていると
何羽かの小鳥が飛び立ちます。
大きさからスズメかと思いましたが
冠毛が逆立ったこの頭はカシラダカ(頭高)です。
カシラダカがこんなに多く、
多摩川の河川敷に来ているとは思いませんでした。
カシラダカはカムチャッカ半島など、
ユーラシア大陸の高緯度地区で繁殖し、
冬に日本に渡るホオジロ科の小鳥、
群れて行動することが多いようです。
とまる姿や背中の色はホオジロやアオジの雌に似ていますが
腹部の色、斑模様が違います。
この鳥、地上でも食餌活動をします。
河原の小石の上に数羽で餌を探していました。
そっと近づき、その一羽の後姿が撮れました。
地上から飛び立ち、
近くの草枝にとまりました。
少し羽を開いて後姿を見せてくれています。
背中に蛇の鱗のようなきれいな模様があります。
こちらも近くの草枝に逃げ込み、
後姿を見せているカシラダカ、
顔などはアオジの雌によく似ています。