行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤマガラ(山雀)

2013-02-18 22:35:16 | 
1月下旬から2月に撮った山雀,
しぐさの可愛らしい小鳥です。


シジュウカラ(四十雀)もヤマガラ(山雀)などのカラ類,
なぜかカラという漢字は雀が使われています。
雀のように群れることが多いからでしょうか。




カラ類では,シジュウカラに続いてよく見るヤマガラです。
そのヤマガラが4,5羽で群れ,
どの鳥も地面と木の上を
行ったり来たりを繰り返していました。


最初は近づくと遠くの木に逃げていきましたが,
しばらくそこにたたずんでいると,
害はないと思ったのでしょうか,
足元のすぐ近くまでやってきて,
落ち葉の中の木の実を探しはじめました。


ヤマガラは人馴れをする小鳥,
昔はペットにされたり,
神社でおみくじ引きの芸なども見せていたと聞いていますが,
野鳥がこんなに近くまで寄ってくるのは驚きです。
これらの写真よく見ると,背中の灰色,
光のあたり具合で,青みかかっているものとそうでないものがあります。
また足の指も青く見えるものがあります。
小鳥の体色は光で微妙に変化するようです。


地面に落ちたトングリをくわえて,
木の枝にとまったヤマガラ,
どこで,この実を割って食べようか考えているようです。
脚で実を押さえ,嘴で突いて殻を割り,
中味を食べます。

足元に山雀来たり落葉道
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赤腹,白腹

2013-02-17 20:46:57 | 
いつも同じ鳥ではなく,
たまには違った鳥の写真をと,
妻を南大沢まで車で送ったついでに,
多摩ニュータウン内では鳥の情報の多い,
八王子の長池公園と町田市の小山田緑地公園に行ってみました(2/10)。
しかし,日時が悪かったのか,
両所とも鳥を見ることはほとんどなく,
欲求不満のまま,帰り道に,
いつもの稲城上谷戸親水公園に寄ってみました。


その親水公園の水路に沿って歩いていると,
川の岸辺から小鳥が飛び立ちました。
ツグミかと思いながら,その姿を追うと,
腹部がきれいなオレンジ色です。
これはアカハラ?
しかし,アカハラは関東では冬場は見られない鳥です。
調べてみると,アカハラ亜種のオオアカハラ,
これは冬の関東にも現れるようです。
頭部の黒味が濃さから雄の個体と思われます。
オオアカハラはアカハラより大きく,嘴が長く,
頭部の黒味が濃いそうです。






すぐ逃げられてしまい,
残念ながらアカハラが撮れたのは上の一枚だけ,
鳥撮りの人が2組来ており,
いろいろと話ながら結局一時間ほどそこにいました。
その間,シロハラを3羽ほど見つけました。
3羽とも多分別個体と思われますが,
いずれも,雌のようです。


ツグミもいました。
アカハラもシロハラもツグミ科の鳥,
体色は違いますが,姿,形は3者ともよく似ています。

雪道に現れたるは赤腹か

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よくみると美しいコサギ

2013-02-16 22:53:59 | 

冬晴れの青空にコサギが
コサギらしからぬところにとまりました。
電柱のガイシと真っ白なコサギ意外な組み合わせですが,
竹葉の緑と青空によく映えています。


川沿いの道路の手擦りに下りてきたコサギ,
背景の竹林の竹の木のように,
背筋をピンとまっすぐに伸ばして,
まずは2本足で川の様子をうかがっていました。


そのうち,足を一本お腹の中にすっと納め,
一本足となりました。
なぜ,鷺の仲間は一本足になるのかというと,
足が冷えるので,一本はお腹で暖め,
代わる代わる足を使うのだそうです。
こんな丸太のようなところでもバランスをくずすことなく,
一本足でじっと静止できるのです。


川に下りてきたコサギ,
まだ冷たい水の中で,
胸・背中の飾り羽を見せてくれています。

春逡巡一本足の小鷺鳴く
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コゲラにも紅色

2013-02-15 21:02:48 | 
ひさしぶりにコゲラ君の登場です。




傷んだ木の幹にとりつき,
まん丸眼でひたすら木を突く姿,
体色も白と黒それに茶色,地味なコゲラ君です。


2月になってだいぶ日の光が強くなってきました。
木漏れ日も明るくなり,
コゲラの後にも春らしい彩が感じられます。


枯れ木ではなく,こんな常緑樹の幹も突くコゲラです。
木の枝に穴がいくつも開けられ,
その一つに嘴を入れようとしています。


実はこのコゲラの後頭部に,
鮮やかな紅色の羽があります。
コゲラに後を向かれてしまったこの写真,
その紅色部分が偶然にもちらっと写りました。




コゲラは漢字では小啄木鳥,キツツキの仲間です。
他のキツツキは頭部にたいてい紅色を持ち,おしゃれに見えます。
地味で不細工に思えるコゲラも
頭部に紅色を持っていたのです。
しかし,この写真のように,
たいていは茶色の体毛に隠れてなかなか見えません。

若コゲラ 隠した紅をちらり見せ
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樹の器

2013-02-14 21:56:11 | 風景

この大木,なんの木でしょうか,
根元が2つに割れ,そこに自然の器ができていました。


この林間の樹陰でも3週間前の雪はすっかり溶け,
雪の形跡はすっかりと消えています。
しかし,その樹の器にはまだ雪解けの水が
たっぷりと残っていました(2/2)。


一週後,その近くを通ると,
ヒヨドリが群れて,ピーピーと騒いでいました。
近づいてみると,
あの樹の器にヒヨドリが集まり,
器にたまった水を飲み,水浴びをしていました。


雪解けの水はこの自然の器で蒸発もせず,洩れもせず,
4週間近くも残っていたようです。

鵯の群れ並んで浴びる雪解水
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マンサクの花

2013-02-13 22:10:00 | 花,植物

春になり,まず咲くところから,
マンサクと名づけられた万作,
その名のとおり,まだ寒風が吹く中,
花を開いていました(2/10)。


名前もそうですが,
姿もなにか素朴,里山がよく似合う花です。
黄色の細い布切れのような四枚の花びら,
小豆色のガク片に包まれ,
これも黄色の花粉をつけた小豆色の蘂が見られます。
まだ,昨年の枯れ葉が枝に残るのもマンサクの特徴です。


竹の葉の黄色を背景にして,
黄色の花を望遠レンズで写してみました。


竹の秋というには少し早いような気がしますが,
竹は黄葉し,それが夕日に照らされ,
輝くような黄色です。


園芸品種なのでしょうか,
花びらの紅い,赤花万作も咲いていました。
花は紅になっても,
ガク片は黄色の花と同じく小豆色のようです。

万作の今にも咲けり登山口
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野梅紅梅

2013-02-12 22:24:50 | 花,植物

暖かい春らしい日があるかと思えば,
北風の冷たい,とても寒い日もある今日この頃です。
しかし,日は長くなり,日の光は強くなり,
春が確実に近づいていることを感じるこの頃でもあります。




野梅系の少し早めに咲く紅梅でしょうか,
旺盛に伸びた多くの枝にたくさんの蕾がつき,
林間の一隅をうっすらと紅色に変えていました(2/10)。




そんな咲き始めの梅の花びらを,
林間の道から望遠レンズで写してみました。

一二輪それも見ごろの野梅かな
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コサギとカワセミのツーショツト

2013-02-11 22:56:13 | 

三沢川に白鷺が2羽来ていました。
イエロースリッパといわれる大きな黄色の足,
これはコサギです。


寒いのか2羽とも羽を膨らませ,
胸と背中の飾り毛をしっかり見せています。
そのせいか,いつも見るコサギより大きいように感じます。


そのコサギの近くにカワセミがとまりました。


カワセミの背景は泥にまみれた枯れ草,
ごちゃごちゃしていて,なにか汚らしい感じです。
また天気も悪く,
ここでカワセミのとまっている姿を撮っても
おもしろくないと思っていると,
カワセミのすぐ下にコサギがやってきました。


少し距離は離れていますが,
カワセミとコサギのツーショットです。
角度的にはちょうどカワセミの狙う視線の先に
コサギがいるように見えます。
青と白の変わったツーショットですが,
しかし,背景がきたないのが残念です。


そこから10mほど離れたところに,
今度は,亀の姿がありました。 
よくみられる外来のアカミミガメではなく,
日本在来のクサガメのようです。
そばには鯉のほかハヤも群れを成して泳いでいました。
一見,汚く見える川ですが,水はそんなに汚くはないのでしょう。
たくさんの生物が生活しているようです。
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ジョウビタキの♂,バス通り編

2013-02-10 21:48:46 | 

親水公園のジョウビタキ♂が撮れて,
満足しながらの帰り道,
今度はバス停横の空き地の柵杭に
またもやジョウビタキ♂がとまっているのを見つけました。


このジョウビタキ,柵を離れ,
空き地の草に移りましたが,しばらくすると,
そこには,2匹のジョウビタキが激しく闘いを繰り広げていました。
もう一匹,ジョウビタキ♂が近くにいて,
縄張り争いをしたようです。


闘い終えて,また空き地の柵杭に戻ってきたジョウビタキです。
ちょうどバスが来て停留所にとまりました。
バスが背景に入るように移動し,
闘い終えたジョウビタキを写して見ました。


しかし,このジョウビタキ,先ほどの個体と違うように思えます。
先ほどのジョウビタキにはオレンジ色の腹部に
大きな傷跡らしきものがあり,そこがくっきりと黒く写っています。
このジョウビタキには傷はなく,
腹部全部がきれいなオレンジ色です。
最初に見たジョウビタキは闘いに負け,退散したのでしょうか。


もう一羽,多摩川の河原にも見つけたジョウビタキ♂,
河原の枯れ草の天辺にとまり,
遠くを見つめていました。
河原の枯れ草,日を受けてジョウビタキ♂の腹部のようです。

茜空なにを嘆くか尉鶲
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ジョウビタキの雄,公園編

2013-02-09 23:03:15 | 
12月,1月と雌にはよく会うのですが,
なかなかよい状況でめぐり会えなかったジョウビタキの雄ですが,
どういうわけか,2月になりたくさんのジョウビタキの雄に
遭遇しています。


まずは親水公園の植木の支木にとまり,
体を斜めに傾け,なにやら可愛いポーズをしている小鳥,
この色はジョウビタキの雄のようです。


今度は,近くのアジサイの冬枝にとまりました。
よくみると,その枝にはもう新芽が膨らんでいます。
木陰に姿を隠しながら,
5mほどの距離まで近づくことができました。
ここからならピントも合い,
黒い顔に隠れた眼もしっかり写ります。


背後から,横を向いたところをねらってパチリ,
背中の翼羽,一般的には黒と書かれていますが,
光の具合なのでしょうか,この個体は光沢のある焦げ茶色です。
そして,お腹のオレンジ色に頭の白色そして顔が黒色,
他にはなかなか類を見ない色の組み合わせです。


これは稲城中央公園の林間のジョウビタキの雄(2/3),
今年はこの公園にジョウビタキ雌は何回も見ましたが,
雄は初めてです。


そしてこの場所は一昨年ルリビタキ雄の成鳥のいた場所です。
ルリビタキは林間でジョウビタキは市街地と
住み分けができているのかと思っていましたが,
今年はこの林間にジョウビタキを多く見ます。
街中では人工物にとまることの多いジョウビタキですが,
林間ではやはり木にとまります。


前日,東京は20度を越える3月下旬から4月の暖かさ,
ジョウビタキがとまった梅の木も
急にピンク色に蕾を膨らませ,
春らしくなってきました。

顔黒も眼やさしき尉鶲
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