行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ポリジ(スターフラワー)

2009-05-21 22:49:13 | Weblog
ポリジ(スターフラワー)



きれいな青色の花を見つけた.

ポリジという地中海地方原産,ムラサキ科ボラゴ属の一年生草本,
ハーブとして知られている草のようである.

その青色の星形の花がとても美しく,魅力的である.
昔,「限りなく透明に近いブルー」という小説が話題になったが,
その青は,まさに透明に近いブルーのように感じられる.
葉,茎など全体は白い毛に覆われている.
少しグロテスクにも感じるが,
日があたるとその白毛が光りを反射して
全体が輝くように見え,幻想的であった.
別名にスターフラワー,ルリヂシャ,
名の響きは,こちらのほうが好ましく感じられる.
開花は4月~8月ごろまでと長い.

ポリジの花かなた宇宙に白日夢
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セリバヒエンソウ,アマドコロ

2009-05-20 23:50:50 | Weblog
セリバヒエンソウ

 アマドコロ

5月初旬,近所の山道を歩いていて見つけた野花,
セリバヒエンソウとアマドコロ。
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)はキンポウゲ科の野草,
葉がセリに似ていて,花を燕の飛ぶ姿に見立ててのネーミング。
群生して咲いていた。

お汁粉屋さんみたいな名のアマドコロ(甘野老)は,
ユリ科の植物で多年草。コナラの木の下に4,5が咲いていた。
日本各地の山地などに自生する。栽培されることも多い。
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ストロベリーキャンドル

2009-05-18 21:17:32 | Weblog
ストロベリーキャンドル

 赤詰草

ストロベリーキャンドル,ヨーロッパ原産のマメ科の植物.
苺の実を長くしたような花,それをキャンドルに見立てた名前.
なるほどと思わせる命名である.
また,林立して咲いていると風景がおもしろく,きれいでもある.
別名,紅花詰草から分かるようにクローバー(白詰草)の仲間であり,
野生の赤詰草の花を長くして,色を紫から赤に代えた花ともいえる.
開花時期は4月~6月,写真は5月上旬撮影.

ついこの間,新入社員をむかえたばかりと思っていたが,
ゴールデンウイークも終了,早くも5月も半ばを過ぎ,
初夏の風情である.
このところ株価は少し上昇し,景気は底を打ったようにも思えるが,
なかなか冷え込んだ世界経済,日本経済のトンネルの出口,明るさが見えない.
今年はこのまま暗いトンネルのままなのか,
仕事はどうなっていくのか.
心配しても仕方ないのだが,心配となる.

  夏始む冷えた経済いつ熱く 
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踊子草,姫踊子草

2009-05-17 22:15:22 | Weblog
オドリコソウ


 ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウは荒れ野などあちらこちらで見るが,
オドリコソウはなかなか眼にできなかったが,
図書館裏の夕暮れの小道に白花が咲いていた(5月10日)。
昨日掲載のカキドオシと同じく,シソ科の野草,
日本各地の山地の林のなか,道路に4~5月花を咲かせる。
シソ科らしく,葉はシソに似ている。
花は白の他に薄紫紅色のものがある。
オドリコソウの名は,花の形が笠をかぶっている踊り子のように見えるから。
新芽は食用に根は民間薬として利用される。

 踊子草夕暮れに笠仕舞いけり
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カキドオシ(垣通し)

2009-05-16 20:24:16 | Weblog
カキドオシ



母を連れての秩父への芝桜見物,駐車場から芝桜の丘までの上り下りの道,
タンポポやヘビイチゴの花などとともに,
花の長さ2~3cm程度,薄紫の唇形の花が咲いていた(4月24日).
昨日掲載のムラサキサキゴケに花が少し似ている.
しかし,サキゴケはゴマノハグサ科,
こちらはシソ科なので草の姿形はだいぶ違う.

シソ科の多年草,カキドオシ(垣通し)という名の植物,
日本全国,日のあたる山野に自生し,
4月~5月によく見るときれいな花を咲かせる.
また,日本的な落ち着いた雰囲気を感じる.
花の終了後,茎が蔓のように伸長し立ち上がる.
垣根を越すような勢いがあるところから,垣通しの名がある.

薬草として利用され,糖尿病,尿路結石などに効果がある.
また,別名疳取草の名のように,
子供の疳の虫を除くのにも利用されていた.

我老いる母なお老いる垣通し
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サキゴケとトキワハゼ

2009-05-15 22:31:01 | Weblog
ムラサキサギゴケ

 トキワハゼ

紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)はゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草.
水田の畦や湿った土地に群生し,
4月~5月に紫色の唇形の花をつける.
花の形が鷺に似ていて,苔のように生えるところからの名である.
白花のものがあり,それをサギゴケといい,
紫のものをムラサキサギゴケと区別して呼ぶむきもあるが,
両方ともまとめてサギゴケと呼ぶこともされている.

同じ,ゴマノハグサ科サギゴケ属のトキワハゼ(常磐はぜ)と
花の形も地面近くに咲く姿もよく似ている.
ムラサキゴケの花が大きさ2cmに対し,トキワハゼは1cmと小さい.
また色もトキワハゼが白に近い紫に対し,ムラサキゴケはより紫が濃い.
花期もトキワハゼは名前のとおり,4月~10月いつでも花が見られる.

いずれも5月初旬撮影,サギゴケは親水公園,
トキワハゼは我が家の芝にあったもの。

 鷺苔や地に咲くさだめ靴の跡
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ハルジオン(春紫苑)

2009-05-14 21:16:46 | Weblog
ハルジオン(春紫苑)




どこにでも見られ,見慣れた雑草の花である.
牧野富太郎博士がつけたといわれる春紫苑の名が素敵である.
キク科ムカシヨモギ属の北アメリカ原産の帰化植物.
春4月~6月に開花する.
名前の由来は春に咲く紫苑というところからのようである.

よく似た花にヒメジオン(姫女苑)がある.
外見は極めて似ていているので,同じ花とも思える.
ハルジオンが4月~6月と春に咲くのに比べ,
ヒメジオンは6月~10月と夏から秋にかけて咲く.
ハルジオンは蕾が下を向いているが,ヒメジオンは普通に上向きである.
葉の付き方もハルジオンは茎を抱くように付いているが,
ヒメジオンは葉の付け根が茎から普通に出ている.
茎を折ってみるとハルジオンは空洞だが,
ヒメジオンは髄が詰まっているなどの違いがある.
写真は4月下旬の撮影,時期から考えてもハルジオンである.

 薄紅の蕾うなずく春紫苑
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クサノオウ(草の王,瘡の王)

2009-05-13 22:41:47 | Weblog
クサノオウ




昨日の漫画チックな,不格好な鳥,名前が判明しません.
今日は名前が判明した草の王様の写真です.


秩父羊山公園の臨時駐車場から芝桜の丘に向かう途中,
見慣れない黄色の野花がたくさん咲いていた.
けっこうきれいである.
見慣れなく,立派な花なので,
園芸植物あるいは野菜のこぼれ花かもしれないとも思う.
家に帰ってから調べて見る.
クサノオウと判明する.

クサノオウ(草の王,瘡の王),名前は聞いたことがあり,
本などで写真は目にしたことのある.
秩父で見たのは,日当たりがよい場所に咲き,花が多かったこともあるが,
写真で見ていたのとだいぶ印象が違う.
「草の王」の名に恥じず,堂々として,美しくも感じた.

クサノオウはケシ科クサノオウ属,ユーラシア大陸一帯に分布しており,
野原や林縁などに自生し,
直径2cm程度の4弁花,黄色の花を咲かせる.
蕾など,多数の柔毛に覆われているのも特徴であり,
菊に似た葉も,ただの草ではないことを感じさせる.
黄色の草汁は有毒アルカロイドを含み,
皮膚の弱い人は植物体に触れるとかぶれるとある.
毒と薬は紙一重といわれるようにこの草は生薬,
民間薬として広く利用されていたようである.
「瘡の王」の名は皮膚病丹毒に効果があることからの命名,
湿疹,タムシまた鎮痛剤などとしても使用されるようである.

また,花の終わらないうちから花の真ん中にさやのような実が出現したり,
蕾に密生している毛の様子など,
なにかあやしげ,あぶなげな雰囲気も感じさせる植物である.

 美しくまたあやしげに草の王
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漫画チックな小鳥

2009-05-12 22:26:45 | Weblog
 ほんとに不格好

なんという鳥でしょうか,
出目の大きな眼,長い黄色の嘴.
尾がほとんどなく,水鳥のような尻尾.
ずんぐりむっくりで不格好.愛嬌を感じます.
ギャグマンガのキャラのような鳥です.
9日の土曜日,自宅付近の木立で,
けたましく,かん高い声で鳴いていました.
木の下に近づいても気がつかず,鳴いていました.


少し,調べて見ましたがどういう鳥なのかわかりません.
一番近いところでアカハラかなとも思いましたが,
違うような気がします.
野鳥に詳しい方,教えてください.

 春昼やけたましき鳥鳴き止まず 
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マツバギク(松葉菊)

2009-05-11 23:06:23 | Weblog
マツバギク(オレンジ)

 マツバギク(黄色)

光沢のある菊に似た花,松葉牡丹に似た肉厚の葉.
よく目にするのは濃いピンク,マツバギクの花である.
ツルナ科マツバギク科の常緑多年草で,別名はサボテンギク.
4月~6月ごろにかけて花をつける.
生命力,繁殖力がとても強く,日当たりのよい場所でどんどん広がる.
花色は橙,黄色,白などもあるが,日頃,目にするのは,
ほとんどショキングピンクの花である.
畑畦のお花畑,そのピンクと並んで黄色とオレンジが咲いていた.
どちらも咲いて間もないらしい,日の光をいっぱいに浴び輝いている.

 日光(ひびかり)を集めて散らす松葉菊
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