行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

宴の後

2012-08-29 23:11:40 | 昆虫

藪の中をあちらこちらにとまっては
またふらふらと飛ぶ蝶がいました。
近づいてみると外来の蝶アカボシゴマダラです。
このアカボシゴマダラを5,6月にみたときは春型,
後翅に名の由来である赤星が欠如したものでした(6/17参照)。
これは,きれいに赤星がある夏型のアカボシゴマダラです。
同じアカボシゴマダラでも様子がずいぶんと違うものです。
しかし,その赤星付近の翅に傷みがみられます。
激暑を生き抜き,命がもうまもなく終わりに近づいているのかも知れません。


蝶がとまった藪の中の木の葉と草の葉,
どの葉も黒い緑色に変わっています。
新緑のころとはずいぶん違います。
そして,よくみるとその葉も虫に喰われ,蜘蛛の巣が張り,
すっかり晩夏の装いです。
盛りが終わる,世の常ですが,
月日の速さがそう感じさせるのか,
なにかさびしさも覚える夏の終わりです。


夏休みの最後の土曜日(8/25),
例年のように地域の手作り祭りが開催されていました。
子供たちもあっという間に過ぎてしまった
残り少ない夏休みの思い出を積み重ねているようす。


その祭り会場のすぐ横の噴水池です。
夜になり,噴水はとまっていますが,
中高校生のカップルでしょうか,
祭りのにぎわいから離れ,
そして夏を惜しみ,夏の思い出を作るかのように
二人で花火を楽しんでいました。

 
夏休みの間,連日のように,
子供たちのサッカーなどに使われている運動場,
祭りの翌日の日曜日も整備が行なわれ,乾燥を防ぐため放水が行われていました。
そして,その放水に,一瞬ですがきれいな虹が出ました。
虹も花火もとてもきれいですが,一瞬のもの,
だからこそ,心に残るのかも知れません。

我が家にもその金土日に
やっとハイハイができるようになった孫がやってきました。
その笑顔,泣き顔,懸命にハイハイする姿に
家全体が笑い声と歓声,活気にみなぎり,包まれました。
日常に戻った今,束の間の宴の日々に思えます。

よちよちの孫に猛暑のなかりけり

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