行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

河原は秋盛り

2014-10-23 20:00:44 | 花,植物
10月16日の多摩川の河原、
ススキ、オギ、アシそしてセイタカアワダチソウ、
日の光を存分に受け秋の大草が花を咲かせていました。


秋の青空に白い穂を揺らしているこの草、オギ(荻)です。
ススキと同じくイネ科ススキ属、
ススキによく似ていて、ススキとよく間違われます。
ススキに比べ丈がやや大きく、
穂の色はより白、白銀です。
ススキよりやや湿気のある土地に生育しますので、
中流から下流の土砂が蓄積してできた河原には
ススキよりオギの方が多く見られます。


川辺には、オギ、セイタカアワダチソウの中に
自生のホソバトキワサンザシが紅い実をつけていました。
別名カラタチモドキ、
バラ科トキワサンザシ属、トキワサンザシと並び、
ピラカンサと呼ばれるます。


すぐ横には黄色の実がありました。
ホソバトキワサンザシの実には黄色から紅色があり、
元来栽培種なのですが、自生しているものも多く見られるようです。


ススキも穂を揺らしていました。
オギが1本立ちに対し、ススキは株立ち、
穂の色もオギに比べて白さに欠けます。
また花の時期は一般にススキの方が早いようです。


成熟したススキの穂を拡大してみると、
種子に一本毛のようなノギが見られます。
これはオギにはありません。


何十年か前、
河原が帰化植物セイタカアワダチソウに
席巻された時期がありましたが
今は、オギ、ススキなどとうまく共存しているように思います。


これはアシとも呼ばれるヨシ(葦)、
同じ多摩川の河原に暗紫色の花を一面に咲かせていました。
こちらはイネ科、ヨシ属になります。
オギやススキと違い、葉が茎の上のほうから出ています。


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