行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ノビルの花、ウツボグサの花

2018-06-19 20:00:30 | 花,植物
梅雨入り前の好天だった6月の初日、
谷戸の草道にノビルの花、
そして、ウツボグサの花を写しました。


ネギ科ノビル。
土手や畑地などに普通に生える多年草です。
春、地下につく小さなラッキョウのような鱗茎は
酢味噌和えや醤油漬けなどにして、おいしく食べることができます。


5月~6月、
花茎を伸ばし、その先に茶色の球状物をいくつかつけます。
その球状物はムカゴ(珠芽)と呼ばれるもの、
地面に落ちて、やがて新しい個体が発芽します。


そして、ムカゴに加えて、数は少ないのですが
花をつける個体があります。
その花は散形状に10個ほど。


ノビルの花に蟻が吸蜜に来ていました。
蟻と比べるとムカゴそして花の大きさがわかりますが、
花は直径1cmほど、淡紅紫色で長い雄しべが6本、
見どころのあるきれいな花です。


シソ科ウツボグサ。
土手や道端に生える多年草ですが
人里近くではめっきり見かけることの少なくなった植物の一つです。


6月~7月、茎の先に太い花穂をつけ、
紫色の花をたくさん咲かせます。
花後、夏草の中に黒い枯れ穂が残るので、
カコソウ(夏枯草)の名があります。
コメント
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