府中郷土の森の小さな池のほとりに
ヒオウギが群れて花をつけていました。
ヒオウギは山野の湿気のある木陰の草地などに自生する多年草,
葉が扇状に広がるのでこの名がつけられています。
アヤメ科の草本ですが,
花期は他のアヤメ科の草より遅く8月に咲きます。
オレンジ色の花びらと紅い斑点がこの花のチャームポイントです。
完全に自生のものは少なく,
花が美しいので栽培されているものが多いようです。
薬師池の万葉植物園にもヒオウギが咲いていました(8/7)。
古くから日本になじみ深い植物のようです。
京都の祇園祭にはこのヒオウギがつきもので,
祭の時期になると
多くの家で軒先にヒオウギを飾る習慣があるそうです。
この扇のような葉で悪霊を退散したことから
厄除けの花として飾られるようになったとのことです。
その万葉植物園になぜか紅色のノコギリソウを見つけました。
多分,日本の山野に自生するノコギリソウではなく,
セイヨウノコギリソウと思われます。
花も葉もきれいなので,撮って見ました。