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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

関西にて(3 )酔芙蓉と秋明菊

2011-10-19 22:42:38 | 花,植物
京阪石山寺駅から石山寺まで,
瀬田川沿いの参道をゆっくり歩いて10分ほど,
その途中,石山温泉の旅館が参道沿いに何件か並んでいます。


名が「ぼたい樹」という和風旅館ですが,
庭にりっぱな酔芙蓉の樹が植えられていました。
まだ酔っていない白花,酔いかけのうっすら紅色,
そして酔いがすっかりまわった紅色の花が
入り混じって見事に咲いていました。


富山県八尾の「おわら風の盆」を題材にした小説や歌で
よく知られるようになった粋な名の酔芙蓉です。
東京では芙蓉はよく見ますが,
酔芙蓉はあまりお目にかかれていません。
ここ大津市ではよくある樹のようで,
帰りの京阪電車の線路沿いのあちらこちらに花を咲かせていました。
この時期に,盛りのように咲いているということは
芙蓉より花期がだいぶ遅いと思われます。


その「ぼたい樹」の酔芙蓉の横に
変わった花びらの秋明菊を見つけました。


花びらの大きさが縦と横で違い,
どの花も円形ではなく楕円形に見えます。
そして大きい花びらと小さい花びらでは同じ紅系でも色度が違います。
園芸用に改良されたものと思われますが,
花数も多く,花形も花色きれいで,インパクト度の高い秋明菊です。


円形花の秋明菊です(10/16,東京にて)。
この円形の花がよくある普通の秋明菊と思われます。
花色は写真の淡いピンク色と純白にも思える白花の2種,
いずれも清楚で美しい花です。
秋明菊は菊の名がつきますが,実はキク科ではなくキンポウゲ科,
また,上記に花びらとか花と表現しましたが,
花びらに見えるのは,花びらではなく萼です。

夕暮れの古都を歩けば酔芙蓉
コメント
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