一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

世界は強権主義・独裁主義 対 民主主義・自由主義の対決

2022-07-07 09:35:27 | 日記
第2次世界大戦が終わって既に77年が過ぎた。大戦が終わってある部分平和が続いていたが、世界の何処かで紛争がくすぶり続けていた。それが今回のロシアのウクライナへの侵略戦争で世界を2分することになった。人口14億人を擁する中国、1億5千万人を擁するロシア、この2つの国家は完全なる強権主義・独裁主義国家である。そして、もう一つの集団、アメリカとヨーロッパ主要国及び日本とオーストラリアを中心とした民主主義・自由主義国家である。また、この2つの集団とは異なり、2つの集団には入らないアフリカ諸国、中近東諸国、東南アジア諸国、中米及び南米諸国、そしてインドである。


国を分ける主な事項は政治形態であるが、これも極めて難しい。共産主義・社会主義グループと資本主義グループである。実際には別の区分方法が幾つかあるかもしれないが、どのように区分しても入らない国が幾つも出てしまう。しかし、世界の主な国の区分は、強権主義・独裁主義 対 民主主義・自由主義ということに集大成されるのではないか。問題は、多くの国が入り乱れて、それぞれの国が貿易という一つの事で結びついていたとしても、軍事同盟のようなものは、また、別のものになってしまう。また、世界には宗教と民族が大きな集団となっている。国を跨いで宗教と民族が入り乱れている。


同じ宗教であっても中々相いれない国があるし、同じ民族であっても国同士がいがみ合っていることもある。世界で、すべてを満足させるものは見当たらない。これを無理に結び付けても紛争しか生まれないこともある。ところが、今、強権主義・独裁主義 対 民主主義・自由主義の関係がおかしくなってきた。協力すべき所を見失ってきているのだ。例えどのようなグループを作っても同じ地球上で生きていくためには協力をしないといけないはずなのだが、それが何か空回りを始めているのだ。何処で狂ってしまったのだろう。それは言うまでもないがロシアのウクライナへの侵略行為である。


プーチン大統領は、遠い昔の帝国時代のロシア帝国の夢を見ているのだろう。夢だけで終わるのだったら何処にも迷惑が掛からないが、それを軍事力で実現しようという企みをしてしまった。世界が近代国家に進んだという時代に、200年も300年も前の世界に逆戻りをしようという考えだ。この考え方、どういうわけか中国の習近平総書記も同じような夢を持っているようだ。この二人、世界を何処にもっていこうというのか。下手をすると、再び世界戦争を引き起こすことになるかもしれない。こういう指導者を出した国民たちは一体どのように考えているのだろうか。若しも、ロシアがウクライナ戦争で核爆弾を使ったら、核戦争に進む可能性が高い。一寸先は渾沌とした闇の世界だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今回の参議院選挙、最初から当選することを目的としない候補者がいる

2022-07-03 09:14:42 | 日記
その昔、ある宗教団体が候補者に番号を付けて立候補したことがあった。所謂、泡まつ候補といわれているものだ。今回の参議院選挙、泡まつ候補という言葉は使えないかもしれないが、果して、立候補の目的が何なのか、ということだ。「当選を目的としない」ということを発言しているところを見ると、外の目的があるようだ。その目的のために多くの候補者を擁立したということだ。選挙というのは一体何のために行なうのか。特に国政選挙の一つである参議院選挙は重要であり、国の将来を見据えて行っているのである。他の目的のために行なうのは完全に本末転倒ではないか。


憲法で保障されている国政選挙で、目的外の事を公然と行う政党に果して選挙に参加する資格があるのだろうか。こういうのを民主主義のはき違えというのではないだろうか。民主主義を否定する政党、民主主義を訴えているが、それを公然と悪用しようとする政党、要は民主主義をはき違えて実行しようという政党は、国民がそのような政党を選ばなければいいのだが、果たして国民の審判は正しく働くかどうか。国民が若しも誤った方向にもっていってしまえば、それはロシア国民と全く同じである。ロシアの大統領は、形だけだったとしても一応選挙で選んでいる。そのような人間を、政党を選んだ国民はすべての責任を負わなければならないのだ。


ロシアを事例にあげたのは、日本国民が過ちを犯さないようにしたいが為である。日本国民は、しっかりとした認識と常識を持っているはずだ。従ってロシアのような過ちはしないと確信をしている。しかし、最近の情報化の凄まじい進歩で、フェイクニュースが入り乱れている。それに惑わされないように自分でしっかりとニュースを読み解く必要がある。発信元がはっきりしていてもそれが偽装されたものかもしれないからだ。テレビや新聞では公然と偏向報道されている。はっきりとわかればいいのだが、巧妙に造られた情報は即座に見抜くことは極めて難しくなっている。


本物だと思っていたら偽装されていた、ということが多く見られる。複数の情報をしっかりと見比べることが必要になってきた。一つの情報だけでは信用できなくなってきた。恐ろしい世の中に成ったものだ。振り込め詐欺が巧妙になってきたのと同じように、物事をすべて疑いを掛けて行わなければならない世の中だ。選挙でどこの政党に、誰を選ぶかは個人の選択に掛っている。他人からこの人がいい、この政党がいい、といわれて単純に従ってはいけない。それこそ自分の考えで、自分でしっかりと判断しなければならない。それで失敗したのであれば、それはすべて自己責任である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする