マラソンシーズンもまもなく終わりとなり、今シーズンのレースも数少なってきたようだ。
先日、東京マラソン2010の完走証や全完走者が掲載された新聞が大会事務局から送付されてきた。
冷たい雨と寒さの過酷なコンディションの中で、完走も不安視して挑戦していたが、予定以上のタイムで完走できた感動が湧いてきた。
新聞から走友や知人の記録などを確認しながら、期待以上に頑張った仲間や期待外れの人などの成績を探しだすのも、また楽しいものである。
マラソンブームは益々広がり、大型シテイ・フルマラソンが各地で開催されるべく準備が進んでいるようだ。
関西では、大阪マラソンや神戸、京都、奈良でも大型フルマラソンが、1、2年で相次いで開催されると報道されている。
各地で行われているハーフや10Kmなど、家族参加のふれあいマラソンも多くなり参加者も増えているそうだ。
一方では、大会主催の舞台裏を見ると、経済不況が続いており大会を支える自治体の予算削減やスポンサーの撤退などで、かなり厳しい台所があるそうです。
一昔前には、管理者が所属するクラブでも大会を開催してきたが、スポンサーの撤退などで赤字が続き止む無く中止した経験がある。
健康志向などでジョガーも増えてきて、大会にも出てみたいと思われる人が増えており、これらの期待にマッチした大会が増え継続して欲しいと思う。
「湘南マラソン」も、「富士山を眺めながら湘南海岸を走ろう・・」をうたい、人気の大会になっているが、東京マラソンの影響や参加者が増えて、コースや開催時期が変更されて、ランナーにとっては、今一不満足度が高いと聞いている。
来春には、藤沢市制70周年記念イベントとして、江ノ島をスタート・ゴールの新しい大会が誕生することになっているが、台所事情はかなり厳しいそうだ。
関西で開かれる大マラソンも大変期待されているが同じ事情があるようで、東京マラソンのようにテレビや新聞などのメデイアの報道が大きくなると、大スポンサーもついて大会運営が成り立つようだ。
世界のビックマラソンにも、いろいろ参加してきたが、ニューヨークシテイマラソンやロンドンマラソン、ベルリンマラソンなどを見ると、歴史が長く小規模から徐々に育って市民権を得て今日の3万人規模の大会に育っており、かなり日本の大会とは背景が違うようだある。
日本には、マラソンに対する独特の文化もあり、今日のブームが広く市民の支持を得て、走る人と市民とが一体となった『街がひとつになるお祭り』となるようなマラソン文化を築きたいと願っている。
マラソン力を維持しながら、競うマラソンから楽しむファンランへと移行しながら、今日も咲き始めた山桜を楽しみながらカメランで歓走してきました。
ファンランには、これからの季節が最高である。
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