MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

テレビの品格

2008年12月30日 | テレビ番組

今年もあと2日となり、テレビ番組は定例番組を外して年末特集番組ばかりである。

今年一年の様々な出来事に改めてその背景や影響などを考察して来るべき新年に想いを馳せる人は多いだろう。

特番やニュース、バラエテイー番組を見ていつも感じているのは、余りに事象の報道がセンセーショナルに扱っていることだ。

中には、事実を歪曲しているのではないだろうか?と疑いたくなるものもある。

特に、民間のテレビ局はその傾向が強い。

朝・夜の報道特番を見ても、キャスターが我こそが「天下のご意見番である」かのように、批判的意見を述べている。

さらに、素人タレントのコメンテイターが、偉そうにコメントしているが、何も専門知識なんか無い筈である。

先に、トヨタの奥田相談役が過剰な批判報道に苦言を呈したが、もっともであると思える。

麻生首相に対する「漢字が読めない」や派遣契約に対する「派遣切り」などの報道は、事実をセンセーショナルに誇張している。

報道が、事実であっても一面だけ捉えて誇張すれば、視聴者にはその全体像が歪んで見えてくるのは明らかである。

どうも最初に結論ありきで、そこに視聴者を誘導しているのではとも思えることが多い。

しかも、タレントコメンテーターには、目立ちたいのか品の無い言い回しで批判ばかりである。

民間テレビは、視聴率稼ぎのために、視聴者を煽っているのではと疑いたくなるほどである。

さらに、政治や時事問題をバラエテイーや娯楽番組で扱い、おチャラケで論じるのは止めて欲しい。

テレビは、新聞と異なり公共の電波を占有しているのであり、当然「表現の自由」として、言いたい放題は許されない。

その視聴者への影響が大きい事を考慮して中立性を保ち、正しい国民の判断ができるような偏向しない情報を提供する役目がある。

最近の国民の考え方やものの観方が、非常に短絡的で思慮分別が浅いのではと言われるが、このような報道姿勢にも一因があるように思えてならない。

テレビ報道のモラルや品格の向上を切に望んでいる人は、少なくないのである。

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