下鴨神社を参拝後、御所の近くの同志社大学から相国寺、京都大学へとぶらり散策してみました。
今話題の「八重の桜」の新島八重の主人である新島襄が創始した同志社大学は、多くの明治期に建てられた国の重要文化財になっている赤レンガの洋風建築が立ち並び、他では見られないキャンパスの雰囲気がありました。
古い伝統の赤レンガの学舎や教会が並ぶ雰囲気が素晴らしく訪れてみたい憧れのスポットでした。
烏丸通りから入ると最初に目にしたのは、同志社大学で最初の赤煉瓦造り館の彰栄館で、ゴシック様式の素晴らしい景観でした。スケッチ出来ないのが残念でしたが、時計台と鐘楼があり、鐘の音を聞いてみたい思いでした・・・
その先の美しい緑の庭園の中には礼拝堂があり、急こう配の屋根や窓の形はゴシック調の雰囲気が漂い、特にステンドグラスの窓が印象的でした。
キャンパスのシンボルと言われるクラーク記念館では、八角形の尖塔など横浜開港記念館(ジャック塔)にどこか雰囲気が似ており、館内に入りたい誘惑に駆られましたが、何度も振り返りながらキャンパスをあとにした。
正門を出て隣のアーモスト館を見ながら相国寺へと向かうと、蓮池にはお昼前でしたが、咲き始めの蓮が咲いていましたね・・・
塔頭を一回りして鐘楼に着くと、袴を履いた鐘楼も珍しいですね・・・
その壮大な景観はどのアングルから見ても風格を感じますが、緑の松に囲まれて実に美しく時代劇のロケにも何度も使われているそうです・・・
相国寺から鴨川へ出ると、葵橋から眺める上流の景色は、これぞ鴨川というような絶景が見られますが、堤防は桜道のようですね・・・。
こんな遊歩道を走ってみたい誘惑がもりもり湧いてきますね~
葵橋を渡ると、葵公園には、たぬき親子が出迎えてくれ癒されましたが、ひょっとして神狸だったのでしょうか
出町から今出川通りを経て百万遍の京都大学キャンパスへ・・・
学食でお昼を摂り正門から構内に入ると、東の東京大学と並ぶ風格が漂い、過って弟が6年間学んだ学風が感じられました。
しかし、正門から望む京大のシンボルである時計台記念館がイメージとは全く異なっており、聞けば創立百周年記念事業として、10年前に改修されたそうで、様変わりでした・・・
工学部から経済学部を一回りしてみたが、どの学舎も新しい館が多く180年の伝統の姿は影を潜めていたようです。
南構内では、総合館など緑に包まれた美しいキャンパス風景が見られました。
キャンパスを出て、京都のパワースポットと言われる「吉田神社」へ向かうと、長い参道には人影も無く境内は神霊が漂っているような別世界のようでした。
拝殿に参拝後、裏山の長い階段を登り吉田山へと進むが、途中から道なき道となり、ひたすら登るが、京都市街とは思えない山中の雰囲気でしたね。
約10分弱で山頂の紅萌ゆる丘に到着すると、三角点や「紅萌ゆる丘の花」記念碑が立てられていました。
「逍遥之歌」の石碑もあり、旧制三高跡だったようで、過ってよく口にした「紅もゆる丘の花・・狭緑匂う岸の色~」を口ずさんでいました・・・・
丘の上の雰囲気を楽しんで吉田山緑地を歩いて百万遍に戻り、懐かしい京都散策を終えました。