湘南に夏本番を告げる暁の祭典「浜降祭」が茅ヶ崎西浜海岸で行われ、今年も早朝から出かけてきました。
浜降祭は、茅ヶ崎、寒川の34社の神輿が未明に神社を宮出しして、西浜海岸に5時から相次いで到着し、134号線に設置された一の鳥居から入り、次々と海に入り禊ぎを行うという、稀にみる夏のお祭りで、その歴史は大変古いと聞く。
6時過ぎには、各社の神輿が会場入りして勢ぞろいしていたようですが、今年は残念ながら世界の富士山を仰ぎ見ることは出来ません・・・
子供神輿も含めて34社39体の神輿が次々にビーチへ出て海に入り禊ぎを受けますが、残念ながら近年では見られない程、海は荒れて大波が打ち寄せていましたので、海に入らなかった神輿もありましたね・・・
禊ぎを受けた後、神輿は一列に並んで着座して神事を待ちますが、鶴嶺八幡宮は別格として列の一番最初となり、豪華絢爛な神輿が並ぶ光景は圧巻でした・・・
神事が行われる間は、隣の漁港やサザンビーチの砂浜には、担ぎ手の皆さんが一休みして疲れを癒していましたが、夜明け前に宮出しして数キロの道を練り歩いた後の疲労は計り知れないですね・・・
一方、サザンビーチで酒盛りする氏子さんの姿もあり、この日は観客を含めて約8万人が西浜海岸を埋め尽くしていました。
丁度、7時には34社の大小39体<wbr></wbr>?の神輿が一列に着座し、各社の代表宮司により神事の式典が行われたが、これだけの大規模の式典も素晴らしく、「かながわの祭り50選」に選ばれています。
式典が終了後、8時丁度に一斉にお発ちとなりましたが、鶴嶺八幡宮を先頭に、「ドッコイ・・ドッコイ・・」と威勢のいい掛け声で海へと向かっている光景は、何度も観てきたが観衆からも大歓声が沸いていました。
担ぎ方は各神輿ごとに異なるようですが、神輿の横にある金属の箪<wbr></wbr>?笥を叩いて調子をとりながら揺れ動いて威勢よく海岸を練り歩く勇壮な姿には、飽きることなく見惚れます。
海に入った後は、それぞれの神輿は、地元へと練り歩いて戻るようですが、神社によっては最近は交通事情もあり、車に乗せて地元へ戻るそうで、地元に戻ってからは、夕方まで神幸が続くそうですね。
神輿を見送ってから、サザンビーチを歩くと、最も近い八大龍王神の石碑があり、海の守護神として明治時代からこの地で見守っているようです。
この日は、幸か不幸か連日の猛暑が和らぎ曇り空となっていましたが、担ぎ手の皆さんにはあのカンカン照りでなくて助かったよ~と言われており、実感していた。