浅草寺境内のほおずき市を巡ったあと、浅草寺を後にして界隈をぶらりと散歩してみたが、猛暑のさなかだったので、光化学スモッグ注意報が発令されていたようで盛んにアナウンスが響いていました。
二天門近くの植え込みで涼をとっていると、狛犬の老カップルもさすがに日傘を差してお休みでしたね・・・
花やしき通りでは、紆余曲折をへて創業160年を迎えた「浅草花やしき」が、この日もBee タワーやメリーゴーランドには多くの観客の姿が見えており、昭和のデイズニーランドとしての郷愁を覚えますね。
ブロードウエーから浅草六区通りへと歩くと、昔の面影は消えて、ホテルやまるごと日本プロジェクトなどの再開発が進められており、向かいにある演芸ホールとは、全く異次元の世界が生まれようとしていました。
六区通りでは、エノケンやロッパなど、浅草にゆかりのある芸人の顔看板が見え、昔の歓楽街の面影が僅かに残されています。
伝法院通りに入ると、伝法院門と浅草公会堂の向こうには、青空に映える見事なスカイツリーが見えており、これらの光景も浅草の新スポットとなっているようです。
伝法院通りには、行燈や火の見櫓、珍しい看板などとともに、いろいろな拘りのお店が並び江戸の風情を感じながらお店を覗きこんで楽しい散策となりました。
伝法院通りの入口にある鎮護堂(おたぬきさま)では、過って上野の山にいた狸が戊辰戦争で戦火から逃げ出して浅草に棲みつき、お狸さまが鎮護堂の守護神となっているそうです。
浅草公会堂入口の「スターの広場」には、浅草にゆかりのある約270人の芸能人の手形とサインのプレートが並んでいますが、この上を歩くのは憚りますね~
オレンジ通りからたぬき通り横丁商店街に入ると、街灯には、大師たぬき・地蔵タヌキ・開運たぬき・大黒タヌキ・人情たぬきなど「願掛けタヌキさん」12体が並んでおり、上野の山から逃れて横丁に住みついたとか・・・
横丁の真ん中には、たぬきさまの願掛け処が出来ていました。
横丁から新仲通りをぶらついて馬道通りへと抜けて吾妻橋へ向かったが、商店街では浅草らしい風鈴や団扇、扇子、浴衣など日本情緒をを感じさせる土産店が多くみられ、外国人観光客の人気を集めていたようです。
特に、江戸風鈴の音色には暑さを忘れる風情を感じていました。