奥日光の紅葉が見頃になっていると聞き、関東地区では最も人気スポットである戦場ヶ原の草紅葉や湯ノ湖の紅葉を見ながらのトレッキングに出かけてきました。
天気予報などを確認しながら直前の決行となったが、秋晴れの快晴に恵まれて期待以上の最高の紅葉狩りとなり、その美しさを満喫した2日間でした。
お昼前に日光に到着し、東照宮に参拝すべく参道を上ると、丁度秋季大祭の「百物揃千人武者行列」が始まるところで、思わぬプレゼントされた思いで行列を見ていたが、色鮮やかな衣装をまとった神職などの行列が目の前に現れた時には、身が震えを覚える程でした。
行列を見送って東照宮に入ると、修学旅行生などで賑わっていたが、陽明門や拝殿、眠猫、を駆け足で廻ったが、残念ながら本殿や透塀、唐門などは、平成の大修理の真っ最中でベールに包まれていた。
坂下門の「眠り猫」に別れを告げての戻道では、陽明門の天井には天女の像が描かれており、また、珍しい後ろ向きの狛犬など、東照宮固有の珍しい光景にも見とれて後ろ髪を引かれていた。
急ぎバス時刻に間に合わせるべく参道を駆け下りて神橋へと戻ると、日光のシンボルでもあり 大谷川のせせらぎの流れや緑に映えて美しい姿を見せていました。
この日の目的地である奥日光湯元温泉・小西ホテルに着き、しばし寛いでから、湯ノ湖巡りへと出かけたが、秋の日を受けて湖面に映る幻想的なシーンが拡がり、その色鮮やかな紅葉に脚が止まるほどで、ただただ感嘆するのみであった。
自然散策路には、多くの観光客と行き交い挨拶を交わしていたが、誰しもが目の前の紅葉や対岸に映る紅葉の素晴らしい風景に、足を止めてシャッターを切る光景が見られた。
倒木や枯葉の溜まり場には、カモのカップルが寄って来て心和む時が流れ、静かな秋の雰囲気がありました。
また、散策路には、苔むした木々や古い馬頭観音などもあり、謂れや由緒は不明ですが、古い街道でもあったのだろうか?と思いつつ、湯滝頭へ到着した。
湯ノ湖から湯滝へ流れ込む滝頭では、静寂を突き破るように豊かな水量が音を立てて流れ落ちており、多くの人が滝つぼを見下ろしながら感嘆の声を発していた。
秋の日暮は早く、湯ノ湖の紅葉スポット兎島を一回りして、湯元温泉の源泉地である湯ノ平湿原へ移動すると、硫黄臭が漂い湯気が立ち込めており、丁度、訪れていた多くの小学生の修学旅行生グループと一緒になり、吹き出す温泉に手を付けながら楽しんでいた。
ホテルに戻って温泉に浸りながら秋尽くしの
料理をいただきながら、湖畔の宿の秋を堪能していた。
【明日は、湯滝から戦場ヶ原~龍頭の滝~華厳の滝へとトレッキングが続く】