高校の同期会に出席のため、故郷の芦原温泉を何年ぶりかで訪れた。
予定より早く着いたので、近くの三国を訪ねたが、偶然 伝統の三国神社の本祭りの真っ最中で大変盛り上っていた。
北陸三大祭の一つとして有名だそうで、大きな武者人形の山車が練り歩いていた。
大変興味もあったが、車での訪問と時間的制約のため、祭り見物は、車から眺めるに留めて、市内の『瀧谷寺』を訪ねた。
以前から大変興味があった名刹で、祭りの影響だろうか駐車場もガラガラで、寺の中も訪問客は、2、3名で街中の喧騒が嘘のように、別世界の静寂があった。
こちらも、1375年に創建された、真言宗派の寺院で、境内には山門や重文の名勝庭園などがあり、宝物殿には、国宝や重文など多くの重宝が収められている。
また、戦国時代には、柴田勝家や朝倉義景に厚い信仰・保護を受けていたそうだ。長い参道を抜けると、鐘門があり その先には苔むした石庭が広がっていた。
さらに、観音堂でお参りして、観音堂からは 名勝庭園を眺められた。しばし、心休まる時間を味わった。
そのあと鐘門をスケッチして楽しんだが、迫る時間に追い立てられて、寺を後にした。
芦原に戻ると、懐かしい旧友達が迎えてくれて 卒業依頼の友にも会えて 夜の時を忘れ昔話に花を咲かせた。