アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

日光秋色・竜頭滝

2011年10月27日 | みどりの風景
 日光三大名瀑といわれる竜頭滝は、日光地区でまっ先に紅葉する名所として知られています。10日ほど前は錦鮮やかに紅葉し、観光客が押しかけていたそうですが、紅葉は既に山に上がっていました。源流は朝日に輝く金精峠を拝んだ湯ノ湖に発しする湯川です。大岩に阻まれ二手に分かれた滝の様は、大岩が竜の頭、左右の滝が髪のごとくです。

 竜の頭の脇の急な散策路を上がってゆくと、白い飛沫を上げて流れ下る急流が見られます。さしづめこの急流が竜の胴体と見ることができます。写真は胴体部分の最上流に架かる橋から撮影したものです。竜頭まで400メートル上流になります。谷の合間に顔を覗かしている中禅寺湖に向かって、竜が唸り声を上げながら一直線に驀進しているような勢いを感じます。
 出世のために通過しなければならない関門を登龍門と言いますが、この滝は登龍門を連想させます。野田政権にとっての登龍門はTPP参加のようです。民衆を捨て、財界の片棒を担ごうと腹を括ったようです。TPP参加により、海外から安い労働力がどっと日本に押し寄せるので、日本人が職を得ようとすれば彼らの賃金で甘んじなければなりません。海外の安価な農産物により、日本農業は壊滅し地方の衰退が予想されます。企業には好都合で一部の起業家は富みますが、大半の国民は飢えるのです。国政の基本は「国民の幸せ」であり、「経済発展」ではないはずなのですが。小泉純一郎の「経済発展すればその利益はやがて国民に還元される」と強行した雇用規制緩和は、労働者の非正規社員化を促進しただけでした。とうとう日本はマネーの虜になってしまいました。

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