アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

奥日光秋色・湯ノ湖

2011年10月27日 | みどりの風景
 町内の高齢者クラブでは、の桜とともに秋の紅葉狩りを恒例行事として毎年続けてきました。今年は奥日光湯元温泉を訪れました。この旅行で最も印象に残った風景は、湯ノ湖湖畔から眺めた朝日に輝く金精峠でした。ホテルを仲間4人と朝6時に出発、霜で滑りやすくなった木道や土道を40分ほど湖岸沿いに歩いて湯ノ湖の南岸に達したとき、丁度対岸に金精峠が朝日に照らされ眩しく黄金色に輝いていたのです。その上空にはピンクに染まった雲がふんわりとかかり、仏像の頭光のようです。山裾は私達が立つ後ろの山が影が蓮台の役を勤めています。姿は見えませんが、そこに仏像が存在しているように感じられました。 道すがら、10頭ほどの猿の群れが木に止まり朝の食事をしている光景を目にしました。姿は見えませんでしたが、鹿の鳴き声も聞こえました。「熊に注意」の看板が目に付きました。国立公園法で守られ、自然が保存され、野生が豊かな地域であることが実感できました。一方で油膜フェンスのような浮きチューブが岸から10メートルほどの間隔で張られていました。何のためのフェンスか考えながら進むうち、落ち葉対策ではないかと一応納得できました。人工的にも景観が守られていることを知りました。
 この風景を演出している湯ノ湖は、三岳が噴火したときに流れ出た溶岩流によるせき止め湖です。周囲が3キロあり、湖岸沿いに散策路が整備されています。森林浴にはもってこいの環境です。中禅寺湖も男体山の溶岩流によるせき止め湖です。湖・滝・温泉など日光に欠かせない風物は火山の恩恵の賜物なのです。
 
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