アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

マンリョウ

2023年12月16日 | うちの庭では

早朝の気温が5℃を下回り、霜が心配な季節となりましたが、それにつれマンリョウの赤が鮮やかさを増してきました。米国フロリダ州では、繁殖力が強いため外来有害植物として駆除の対象とのことですが、我が家では繁殖できず、日陰の2カ所で細々と棲息しています。花言葉は「ことほぎ」です。

令和5年もあと半月です。悲喜こもごもの年でしたが、家族一同無事健康に年を納めることが出来そうで、まずは寿げる年末となりました。戦乱に怯えるガザやウクライナの人々のことを思えばなおさらのことです。衣食住は足り、医療の心配もなく、治安もよく、文化的な生活を満喫しています。

私の余命はあと10年程度、この期間の範囲内であれば、平安な日々は送れるでしょう。しかし、食糧自給を軽視する経済界に疑問を持ちます。食料以外のものは、足りなくとも何とか我慢できますが、食料だけは自給していなければ、飢餓地獄に陥ってしまうのです。気候変動や乱開発で、地球の砂漠化が進行、食糧生産が停滞、飢餓人口が増大、やがて食料の奪いあいになり、最悪の場合は戦乱状態になります。21世紀後半は人類最大の苦難の時代になるのではないでしょうか。

地球上の生物は、須く植物を餌にして育まれています。太陽エネルギーを、動物の餌となる有機物に変換できるのは植物だけで、乱開発によってこの大切な植物を人類は痛め続けてきました。経済優先を重視し、「アイ・ラブみどり」の精神を見失ってしまいました。3K(キツイ・キタナイ・キケン)産業と蔑まれたダサイ「農」は、大学の学部名・学科名などからほぼ一掃されました。私が在籍した三重大学でも、伝統ある農学部が生物資源学部というハイカラな名称に変えられてしまいました。農が寿がれる時代が来てほしいものです。

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