アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ガマズミ

2023年12月14日 | うちの庭では

数年前に庭で自生したガマズミが3メートル以上に育ち、花や実はまだですが紅葉しています。部屋の西日を遮る位置に生えているので、2㍍位でカット、スタンド仕立てに整形し、部屋の夏の日除け用にしようと思います。花言葉は「私を無視しないで」です。

5回も転校を繰り返した小学校時代には、散々いじめに遭いました。いじめの際たる内容は無視というか、仲間外れでした。ひ弱で大人しく頭も程ほどによく、標準語をしゃべり、方言に馴染まなかったので、いじめの対象になってしまったようです。いじめの「無視」は目立たないのではなく、意識的な無視で、私が孤立し困っているのをじっくり観察し、喜んでいるのが分かるのです。

逆にマレーシァ西海岸の北端に派遣されたときには、「私を無視して」の心境になりました。広大な稲作地帯の真ん中の小さな町で、日本人は私と数人の海外成年協力隊だけで、まるで町人全員に監視されている状態なのです。話題の少ない田舎町のことですから、私の行状はパッと拡がってしまうのです。現地人とは振る舞いが異なるので、絶好の話のタネになってしまうのです。ある日、レストラン日本の歌をで請われ、当時現地でも流行っていた谷村新司の昴を歌ってしまったのです。以来町の有名歌手みたいになってしまい、現地人の視線の針がチクチクと刺さるのです。

84歳のなった今は、死に神の視線が厳しくなってきました。「私を無視して」と頼んでも聞き入れてもらえません。歯はボロボロになり、固い柿をわざわざ過熟させてスプーンですくって食べる有様です。弘前の息子からリンゴが送られてきましたが、シャキシャキ感を味わえず、煮なければならないのが悲しい現実です。股関節炎の痛みで歩行速度は時速2㌔に落ち、箸で掴むのも難しくなり、スプーンを使うことが多くなりました。世界では戦乱・異常気象で急激に死者が増えているのに、死に神は私を無視してくれないようです。

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