アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

青い月

2013年09月17日 | みどりの風景

 「月がとっても青いから」という菅原都々子の歌謡曲がありました。昭和30年発表の大ヒット曲です。青い月なんてあるのだろうかと長いこと疑問に思っていましたが、ついに見てしまいました。台風18号が関東地方を直撃し、各地で突風や豪雨の被害をもたらし過ぎ去りましたが、幸い我が家は無被害で済みました。午後5時過ぎ、日課のジョギングを始めたところ、青い月が現れたのです。きれいな夕日でした。うっすらと赤く染まったベールのような薄い雲を通して青緑色の半弦の月が天空に浮かんでいたのです。赤く染まった薄雲のフィルター効果のようです。

 あの歌詞の一番は次のようで、きっとこの青い月も夕焼けのきれいな夕暮れに現れたのではないでしょうか。

月がとっても 青いから
遠廻りして 帰ろう
あの鈴懸の 並木路は
想い出の 小径よ
腕を優しく 組み合って
二人っきりで サ、帰ろう

 私のこの唄の解釈は、続きの歌詞からも連想し、次のようになります。勤め帰りのオールドミスが、鈴懸の並木道でふとゆきずりに知り合った男性との束の間の一度きりの道連れを思い出すのです。その後も恋人に恵まれず、折に触れあの男性とのデートを思い出してしまうのです。この日も珍しい青い月を見て、あの男性とこの月を愛でながら「腕を優しく 組み合って 二人っきりで」のつもりで淋しい小道を遠回りして空想に耽りながら一人寂しく帰るのです。 


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