アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

コキア

2022年08月28日 | 緑の季節

高齢者クラブで作っている花壇でコキアが開花期に入りました。花は小さく地味ですが、全体の姿はふわふわで目と心を癒やしてくれす。コキアの丘で有名な大洗海浜公園でもこんな状態で、来月には見事な紅葉を楽しませてくれることでしょう。花言葉は「恵まれた生活」です。

現役時代は経済的には苦しい時期もありましたが、国家公務員として好きな仕事に取り組婿とが出来、幸せでした。今年で83歳となり、細々と年金生活を送っおります。最近では新型コロナ感染で高齢者クラブも同好会も自粛状態で、仲間との交流もすっかり縮小、外出機会も減ってしまい、会話の少ない老妻とのつまらない日常を嘆いています。

ウクライナにロシアが侵攻し6ヶ月を過ぎ、多くの国民は家族を国外に避難させ、男子は残ってロシア軍と戦っています。大義名分がなく、目的もはっきりせず、この戦争は泥沼化せざるを得ません。家族と離ればなれになり、日夜戦闘に明け暮れしているウクライナの人々と比べれば、私が嘆いている「日常」ははなんと「恵まれた生活」なのではないでしょうか。

人類は「もっと、もっと」を本能とする生物です。同じ日常を繰り返すのは、陳腐、マンネリと卑下し、「もっと、もっと」を目指すのです。それ無しには万物の霊長とはなり得なかったでしょう。しかし老境に達した私には「もっと」が湧いてきません。いや、一つありました。花壇です。2年前に始めた花壇は、保水力も通気性もない固く締まった土です。今年は干天が続き、花の生育は大打撃を受けてしまいました。多くの仲間はこれを嘆き去ってしまい、私が一人で管理している状態です。そこで私の農学の知恵が「もっと」を蘇らせました。自然農法を適用し、金をかけずに土壌作りと健康作りを目指し、美しい花で花壇を飾ることにしました。


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