アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ピラカンサ

2023年10月28日 | 緑の季節

庭で自生したピラカンサの実が熟しました。野鳥にはあまり美味しくないらしく、マンリョウや南天を食べ尽くしてから食材になるようです。花言葉に「防衛」があります。

国境の存在が、侵略と防衛行為を生み出しています。国内には、行政上の便宜から県境がありますが、我々は県境をまたいで自由に行き来しています。県境をを意識するのは、全国高校野球大会時くらいでしょうか。恨み辛みの無い一般庶民同士には守るものは無く、友好あるのみですので、国境は必要ありません。しかし、強力な地位、莫大な利権や富を独占したい支配階層、特に独裁的支配階層には、国境は必要不可欠です。

世界大戦の反省から国連が設立されました。世界平和を達成し国境を有名無実にする方向を目指せればよかったのですが、戦勝国が世界を支配しようと目論み、常任理事国を設け、拒否権与えたのが悔やまれます。常任理事国が民主義国家と共産国家に分裂し、互いに拒否権を発動し合い、空中分解の様相に陥ってしまいました。ロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス戦争などでは、一握りの支配階級の意地と利権を防衛するため、それらとは全く関係ない一般庶民が多数犠牲となっているのです。

スリランカの日本人会では、日本人同士に国境を感じました。上位に大使館、中位に大企業、下位に中小企業とはっきり序列がついていました。私は農水省から国際研究機関に派遣され、何処にも所属しませんでした。防衛すべきものの無い私は、面子や損得を考えず、どの序列とも中庸の立場で付き合えました。そこが取り得で、中立者として便利に扱われたものでした。国際社会では、平和憲法防衛の日本は、現在のアメリカ追従を改め、私のスリランカのように中立に徹すれば、紛争国間の仲裁役として活躍できるのではないでしょうか。

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