アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ヤブカンゾウ

2015年03月14日 | うちの庭では

 ヤブカンゾウはユリ科の多年草です。庭の南側に自生しており、若芽が山菜として丁度摘み時となりました。茹でて酢味噌和えにすると、高級料理店の料理としても遜色はありません。今晩の食卓に上らせましょう。蕾や花も食べれるそうでしが、今年は試してみたいと思います。お土産屋で中国産の「山百合の花」として売られているのは、カンゾウ類の蕾の乾燥品とのことです。

 ヤブカンゾウの花言葉は「順応性」です。転勤族だった私は、3,4年毎に転勤を繰り返していました。そのくらい住み着けばその土地に愛着を持ち、親しい友人も出来ました。次の転勤の際は後ろ髪を引かれる思いで新しい勤務地に赴いたものです。こうして現役時代の40年間に、弘前、名取、酒田、札幌、中央林間、金沢文庫、つくば並木四丁目、マレーシア・ケダ州、つくば市並木四丁目、マレーシア・ケダ州、スリランカ・コロンボ、石垣市、津市と住まいを転々としました。住めば都で、どの土地にも思い出と知り合いを残し、今は土浦市に安住の地を得て地元にすっかり溶け込んでいます。私は余程「順応性」に長けているのでしょうか。

 先日東日本大震災4周年を迎えました。仮設住宅にはまだ多くの被災者が残っており、この中には新しい環境に馴染めず、かつての知り合いとも散り散りになり、孤独なさみしい生活を送っている方が多いようなのです。私のような転勤常習者は、新任地への切り替えが早いのに対し、元の土地に帰ろうと考えている被災者には、過去の生活への思い入れが強く、それが「順応性」を阻害し、新天地での新しい生活を築くことができないのかもしれません。しかし例え元の市町村に帰還できても、かつての生活は取り戻せないはずなのですが。

 「順応性」とは、過去の生活習慣を容易に捨てることが出来、新しい生活習慣を素早く樹立できる能力です。私の経験から、「順応性」の決めては、食事、地元民、気候に対する好き嫌いのないことだと思います。従来の生活から脱却できないようでは、精神的に参ってしまいます。どんな所へ派遣されても、そこの生活・職場環境を存分に楽しむのです。仕事も楽しくやれば良好な成果も上がるもので、私は学位を授けられたり、大学教授にもなれました。退職後の現在は、会員数70人の高齢者クラブの他、囲碁クラブ、健康体操クラブの会長職を楽しんでいます。土浦の生活にもすっかり順応できているようです。


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1 コメント

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Unknown (numa)
2015-03-16 22:09:41
きれいな透き通るグリーンですね!!

・・・おいしそう・・・すみません(^-^;)
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