アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

東京スカイツリー

2012年03月13日 | みどりの風景
 まだまともに見ていない東京スカイツリーを見たいと、日の出桟橋から浅草まで、隅田川ライン観光クルーズに乗船する機会を得ました。このコースは13の橋梁をくぐり、土木技術者には魅力的なコースでもあります。写真は清洲橋を前景に見た東京スカイツリーで、本日私が最も気に入った風景です。
 五重塔の耐震技術を取り入れて設計したという姿の美しさは誠に素晴らしいと深い感銘を受けました。かつて短足胴長の日本人のスタイルが、最近は大幅に進化し、スラリとした脚線美と長身へと見違えるようになりましたが、正にそんな若い美しい女性を見るような気がします。無秩序にスプロールした東京の町並み景観が、一辺に引き締まったではありませんか。被写体として抜群の存在感です。
 前景の清洲橋は、関東大震災の震災復興事業として、永代橋と共に建設されたされた橋です。「震災復興の華」とも呼ばれた優美なデザインで、2007年に国の重要文化財に指定されています。1927年に完成した美しい橋とタワーの、85年の時空を超えたデザインの競演に感動を覚えました。東日本大震災では、果たしてどんな「震災復興の華」が出現することでしょう。
 今回のクルーズ船はスカイツリー撮影には少々問題がありました。進行方向には操舵室に遮られ視界が悪く、後部デッキから撮影したのですが、船体が邪魔になるのです。現在のクルーズ船は観光バスと同じく横を見るように設計されているのです。次回は浅草から乗船し、後部デッキから後ろ向きに撮影したいと思います。

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